賀茂氏の氏の母とその父、古事記では神武天皇の母であるタマヨリ
[住所]京都府京都市左京区下鴨泉川町59
[電話]075-781-0010
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、京都府京都市にある神社。下鴨神社(しもがもじんじゃ)とも。賀茂別雷神社と総称して賀茂神社とも呼ばれる。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 山城国 愛宕郡「賀茂御祖神社二座」に比定される式内社(名神大社、月次・相嘗・新嘗)。
賀茂神社として、二十二社(上七社)の一社で、歴史的な一宮としての山城国一宮。勅祭社であり、宮中の四方拝で遥拝される一社。近代社格は官幣大社。
現在は神社本庁の別表神社。「全国一の宮会」に加盟している。
現在、神社の社格を表すものをすべて満たしている(式内・名神大社、二十二社、一宮、勅祭社、四方拝、官幣大社、別表神社)のは、伊勢の神宮(伊勢神宮。別格として一宮、勅祭社、官幣大社、別表神社などではない)を例外として、当社と、当社とも関係の深い賀茂別雷神社のみ。
伊勢神宮の斎宮と同じような制度として、斎院を有したのも特徴。
ユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産の一つとして登録されている。本殿2棟(東本殿・西本殿)は国宝に指定されている。
御祭神は、賀茂別雷神社の御祭神である賀茂別雷命の母、玉依姫命(たまよりひめのみこと)と、その父である賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。
古事記では、タマヨリは初代神武天皇の母として登場し、タマヨリの父は竜宮城の王であるワタツミとされる。賀茂建角身命は一説に、神武天皇の東遷に参加した八咫烏の真の姿ともされる。
また、古事記には、オオモノヌシの子孫であるオオタタネコが神(みわ)の君・鴨の君の祖、つまり賀茂氏の祖とある。
社伝によれば、神武天皇の御世に、御蔭山に祭神が降臨したという。貴船神社(京都府・京都市)にも、こちらは神武天皇の母としてのタマヨリが、黄色い船に乗ってやって来たという社伝がある。
神名帳の他に、『延喜式』巻3「臨時祭」祈雨神祭条に「賀茂御祖社二座」とあり、祈雨神祭85座に含まれる。
勅使が参向する勅祭である賀茂神社の例祭・葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)は、賀茂別雷神社とともに、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる。京都三大祭の一つ。
また、石清水八幡宮の石清水祭が南祭と呼ばれるのに対し北祭とも。平安時代、「祭」といえば賀茂祭のことを指した。石清水祭、春日祭(春日大社)とともに三勅祭の一つ。
伊勢の神宮(伊勢神宮)は別格とすれば、上賀茂神社と同様、創立以来、日本の神社の中でも皇室の最も崇敬の厚い神社であるが、皇室から見れば臣下の祖神をまつる社であり、なぜここまで皇室が重視したのか、し続けているのかは疑問。
ただし、京都の地元では、上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷命は神武天皇に無条件に比定している節がある。そうであれば皇室の崇敬はうなずけるが、それではそれがなぜ「賀茂」なのか、新たな疑問も出てくる。
当社は臼田甚五郎監修『日本神社一00選』に「日本神社100選」として、また、進藤彦興『詩でたどる日本神社百選』に掲載されている。
境内社にやはり式内名神大社で、今やサッカー神社として知られる河合神社や、三井神社などがある。他に、出雲井於神社、井上社(御手洗社)などがある。
また、相生社のとなりに、「連理の賢木」と呼ばれる御神木がある。縁結び、安産子育、家内安全のご神徳の顕現とされる。京都のパワースポットの一つ。
境内社の愛宕社はやはり式内小社「末刀神社」の論社。他の論社に、松ケ崎林山の末刀岩上神社がある。
境外摂社に、御蔭神社や賀茂波爾神社などがあり、いずれも式内論社。
平成27年(2015年)3月、社殿などを大規模に修復する21年に1度の式年遷宮の費用や国指定史跡の原生林「糺(ただす)の森」の環境整備に充てるため、境内に和風の高級マンション8棟を建設すると発表した。
【ご利益】
世界平和、五穀豊穣、病難解除、受験・試験・就職の必勝、交通安全、縁結び、安産・育児など(公式HP)
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賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、京都府京都市にある神社。下鴨神社(しもがもじんじゃ)とも。賀茂別雷神社と総称して賀茂神社とも呼ばれる。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 山城国 愛宕郡「賀茂御祖神社二座」に比定される式内社(名神大社、月次・相嘗・新嘗)。
賀茂神社として、二十二社(上七社)の一社で、歴史的な一宮としての山城国一宮。勅祭社であり、宮中の四方拝で遥拝される一社。近代社格は官幣大社。
現在は神社本庁の別表神社。「全国一の宮会」に加盟している。
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伊勢神宮の斎宮と同じような制度として、斎院を有したのも特徴。
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御祭神は、賀茂別雷神社の御祭神である賀茂別雷命の母、玉依姫命(たまよりひめのみこと)と、その父である賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。
古事記では、タマヨリは初代神武天皇の母として登場し、タマヨリの父は竜宮城の王であるワタツミとされる。賀茂建角身命は一説に、神武天皇の東遷に参加した八咫烏の真の姿ともされる。
また、古事記には、オオモノヌシの子孫であるオオタタネコが神(みわ)の君・鴨の君の祖、つまり賀茂氏の祖とある。
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神名帳の他に、『延喜式』巻3「臨時祭」祈雨神祭条に「賀茂御祖社二座」とあり、祈雨神祭85座に含まれる。
勅使が参向する勅祭である賀茂神社の例祭・葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)は、賀茂別雷神社とともに、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる。京都三大祭の一つ。
また、石清水八幡宮の石清水祭が南祭と呼ばれるのに対し北祭とも。平安時代、「祭」といえば賀茂祭のことを指した。石清水祭、春日祭(春日大社)とともに三勅祭の一つ。
伊勢の神宮(伊勢神宮)は別格とすれば、上賀茂神社と同様、創立以来、日本の神社の中でも皇室の最も崇敬の厚い神社であるが、皇室から見れば臣下の祖神をまつる社であり、なぜここまで皇室が重視したのか、し続けているのかは疑問。
ただし、京都の地元では、上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷命は神武天皇に無条件に比定している節がある。そうであれば皇室の崇敬はうなずけるが、それではそれがなぜ「賀茂」なのか、新たな疑問も出てくる。
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境内社にやはり式内名神大社で、今やサッカー神社として知られる河合神社や、三井神社などがある。他に、出雲井於神社、井上社(御手洗社)などがある。
また、相生社のとなりに、「連理の賢木」と呼ばれる御神木がある。縁結び、安産子育、家内安全のご神徳の顕現とされる。京都のパワースポットの一つ。
境内社の愛宕社はやはり式内小社「末刀神社」の論社。他の論社に、松ケ崎林山の末刀岩上神社がある。
境外摂社に、御蔭神社や賀茂波爾神社などがあり、いずれも式内論社。
平成27年(2015年)3月、社殿などを大規模に修復する21年に1度の式年遷宮の費用や国指定史跡の原生林「糺(ただす)の森」の環境整備に充てるため、境内に和風の高級マンション8棟を建設すると発表した。
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