中村通敏『奴国がわかれば「邪馬台国」が見える』 - 倭人伝の魏使の行路を丹念に辿ってみる

・刊行：2014/9/1
・著者：中村通敏
・出版：海鳥社

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古田武彦氏が読み解いた「倭人伝」を元に、改めて「奴国」を探究。

そもそも「奴国」は「なこく」と読むのだろうか、「倭人伝」に記された方位は間違いないのか、そして「里」とは……、さらに倭人伝の魏使の行路を丹念に辿ってみる。

すると、その比定地はどこになるのか。果たして、邪馬壹国・博多湾岸という古田武彦説を超え得たか。

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古田説の信奉者による、その説の絶賛と確認、補強、批判で論が進む形。

・伊都国は今宿あたり
・不彌国は福岡市早良区室見～西新町
・奴国（ぬこく）は室見川の上中流域
・邪馬台国は、博多湾岸から離れることなく、福岡城遺跡付近に女王の館があった