・所在地:長崎県壱岐市勝本町立石東触字双六
・経緯度:北緯33度79分85.39秒 東経129度70分35.61秒

・時 期:6世紀後半
・時 代:古墳時代後半
・形 状:前方後円墳
・特 徴:装飾古墳、
・指 定:国の史跡

【概要】
壱岐島中央部に位置する長崎県最大の前方後円墳。墳丘は、基壇を造り、その上に墳丘を築いた二段築成の前方後円墳であり、全長91メートル、後円部径43メートル、前方部幅36メートル。

後円部に比較して前方部が長い形状で、後円部頂部と前方部最高所と5メートルの比高差をもつところから、一見古い様相をもつようにも見える。

石室は、羨道と前室・玄室からなる複室構造で、全長11メートル。

調査は、平成9年(1997年)2月から平成12年(2000年)1月まで実施され、金製品、金銅製大刀柄頭、馬具類、トンボ玉、日本最古の中国製二彩陶器(北斉)、新羅土器など、国際色豊かな遺物が出土。

6世紀後半代に大陸との交渉に重要な役割を果たした壱岐の首長の墓であったことが考えられる。

【関連サイト】
双六古墳(そうろくこふん) - 長崎県の遺跡大辞典