おのころ島神社の鳥居 - Wikipedia
日本最古の歴史書、古事記に描かれた「国生み神話」について学ぶ講座が2014年12月6日、伝承地のおのころ島神社(兵庫県南あわじ市榎列下幡多)であり、地域住民らがいにしえの世界に思いをはせたと言います。神社神戸新聞が報じています。写真はおのころ島神社の鳥居(出典:Wikipedia)。

それによると、淡路島観光協会が、古事記編さん1300年に当たる2012年から開き、今回が3回目。南あわじ市の観光ボランティアガイド団体「国生みの里」のメンバーが講師と案内役を務めたと言います。

おのころ島神社(自凝島神社)は、淡路島にある神社で、イザナギイザナミが島産みを始める際、天浮橋から天沼矛を使って、混沌とした大地をかき混ぜ、矛から滴り落ちたものが、積もってオノゴロ島となった、オノゴロ島そのものという伝承があります。

付近には天浮橋、葦原国など、国産み神話にちなむ遺跡もあります。

イザナギとイザナミは自身らで作ったオノゴロ島に降り、天之御柱八尋殿を建て、淡路島から始まる島産み、国産み、その後の神産みまでを行っていきます。おのころ島神社が「日本発祥 日本の神々誕生の聖地」と謳っているのはこのためです。

島産み、国産み、神産みの舞台となったおのころ島神社は、縁結びや安産などの御利益があるといわれます。タレントの辺見えみりさんが2006年に、やはりタレントの木村祐一さんとの交際が始まる以前にこの神社を参拝し、縁結びのお守りを購入していたことをブログで明かしたことが有名です。

何といっても高さ21.7メートルの大きな鳥居で知られるおのころ島神社。この鳥居は平安神宮及び厳島神社と並び「日本三大鳥居」の一つとされます。淡路島に行った際にはぜひ立ち寄りたい、古事記ゆかりの地の一つです。

【関連記事】
伊弉諾神宮 - 仕事を終えたイザナギが鎮座、良いきっかけを得られる? - 淡路島のパワスポ