・所在地:奈良県桜井市竜谷161
・経緯度:北緯34度50分95.18秒 東経135度88分18.48秒

・時 期:-
・時 代:-
・形 状:-
・特 徴:-
・指 定:宮内庁治定

【概要】
第二十九代欽明天皇の皇女オオトモの墓として、宮内庁が管理している。

大伴皇女(おおとものひめみこ)とも表記され、母はキタシヒメで、同母兄妹に第三十一代用明天皇、第三十三代推古天皇らがいる。

具体的な事績の記載はなく、歴代天皇以外のオオトモ含む兄弟の皇子・皇女は、出生順も含めて日本書紀ですら不明確であることを認めている。諸陵式に「大和国城上郡押坂陵域内に大伴皇女の墓がある」と記載されたために、この墓が治定されたと思われる。

なお、父・欽明天皇の陵は梅山古墳(奈良県・明日香村)を「檜隈坂合陵」として治定されている。

ただし、見瀬丸山古墳(奈良県・橿原市)に母キタシヒメとともに欽明天皇が葬られているという説もある。

実の兄である用明天皇の陵は春日向山古墳(大阪府・太子町)に、実の姉である推古天皇の陵は山田高塚古墳(大阪府・太子町)に、それぞれ治定されている。

【関連サイト】
大伴皇女の墓 欽明天皇の皇女を埋葬したと伝えられる陵墓