いわれのわかざくらのみや。磐余稚桜宮(いわれのわかざくらのみや)のこと。

第十七代履中天皇の皇居。

伝承地は、奈良県桜井市池之内の稚桜神社で、34度49分91.86秒 東経135度83分20.00秒。

第二十六代継体天皇の宮「伊波礼之玉穂宮」と同じところか。一説に、稚桜神社から約300メートル西南、池の内の村はずれに土地の人々が「おやしき」と呼んでいる小高い丘がある。ここが継体天皇の宮跡だとも。

先代で父の第十六代仁徳天皇の皇居は難波高津宮、次代で弟の第十八代反正天皇の皇居は河内の多治比の柴垣の宮となっている。

天皇家の系譜も参照。
大江之伊邪本和気命(おおえのいざほわけのみこと=オオエノイザホワケ=履中天皇)
【主な登場場面】
酔いつぶれて寝ていた御殿を放火された履中天皇 家臣に寝たまま担がれて逃走~

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