・所在地:大阪府藤井寺市野中1丁目

・時 期:5世紀中頃
・時 代:古墳時代中期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
古市古墳群に属し、5世紀半ばに築造されたと推定されている前方後円墳。古くは挾山の字が当てられていたが、今では平仮名で表記する。はさみ山と記される場合もある。国の史跡。

前方部は東を向き、一重の周濠が墳丘を囲んでいる。墳丘は長さ103m。後円部の周濠の一部は埋め立てられ、さらにその一部は民有地となっている。また、先端は1974年(昭和49年)に工事が行われた国道170号(大阪外環状線)に接している。

南には墳丘長154メートルの野中宮山古墳が100メートルほどの距離で隣接している。

両古墳の周囲にははさみ山遺跡と呼ばれる遺跡が広がり、飛鳥時代から室町時代にかけての柱跡や排水溝などが発掘され、大規模な集落であったことが確認されている。

世界遺産への登録を進めている百舌鳥・古市古墳群のリストにおいて、「はざみ山古墳(はざみやまこふん)」として、前方後円墳(103m)、NO.F29で設定されている。百舌鳥・古市古墳群のリストにおける古市古墳群のリストも参照。

【関連サイト】
はざみ山古墳 - Wikipedia

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