・時　期：5世紀
・時　代：古墳時代中期
・形　状：前方後円墳
・特　徴：-
・指　定：宮内庁治定

【概要】
百舌鳥古墳群に属し、第十六代仁徳天皇陵である大仙陵古墳の北西約50メートルにある前方部を南に向けた前方後円墳。墳丘の規模は全長約100メートル、後円部径約63メートル、高さ10.3メートル、前方部幅約68.5メートル、高さ10.3メートルで、西部のくびれ部には造出しが認められる。

墳丘は2段によって築かれていて、葺石と埴輪があり、周囲には盾型の周濠がめぐっている。調査されていないので、主体部の構造は不明で、副葬品の内容や性格も分からない。墳丘は陪塚として宮内庁に管理されているが、形と規模から陪塚とは考えにくい古墳、とも言われている。

大仙陵古墳の陪塚としては、他に丸保山古墳、収塚古墳、塚廻古墳、鏡塚古墳、孫太夫山古墳、銅亀山古墳、樋の谷古墳、狐山古墳、竜佐山古墳、大安寺山古墳、源右衛門山古墳、坊主山古墳、茶山古墳などがある。

現在、周濠の南側に接して大阪中央環状線が通り、周濠の一部をまたいでいる。

世界遺産への登録を進めている百舌鳥・古市古墳群のリストにおいて、「永山古墳（ながやまこふん）」として、前方後円墳（100m）、NO.M5で設定されている。百舌鳥・古市古墳群のリストにおける百舌鳥古墳群のリストも参照。

【関連サイト】
・永山古墳 - 堺市

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