古墳ランキングの衛星写真集合 - ぶっちゃけ古事記
大阪府堺市と流通大手のイオンが百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録や地域の災害対策、地域産業の活性化などで包括連携の協定を結ぶことになり、竹山修身市長とイオンリテールの梅本和典社長らが市役所で協定書を交わしました。産経新聞が報じています。画像は、古墳ランキングの古墳群、衛星写真。

イオンは大仙陵古墳(仁徳天皇陵)をデザインした電子マネーカード「堺WAON」を発行。グループ店など全国19万9000カ所で支払われた金額の0.1%を市に寄付する予定。市は「百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録に向け、PRや現地案内板などの整備に使いたい」としているそうです。

百舌鳥・古市古墳群は、百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)と古市古墳群(ふるいちこふんぐん)の総称で、大阪府の堺市、羽曳野市、藤井寺市にまたがり、現在世界遺産登録に向けて準備を進め、2008年9月26日に世界遺産の国内暫定リストに追加されました。

宮内庁治定陵を含み、皇室財産となっている古墳の登録だけに、様々なハードルはありますが、登録されれば、きっちり整備を進めなければならず、今まで調査研究が進んでいなかった治定陵に対して、より多くが分かる可能性がある、ともされます。

代表的な古墳は以下の通りです。

百舌鳥古墳群 - もとは100基以上、4世紀後半-5世紀後半の40基超の古墳が現存

大仙陵古墳(大阪府・堺市) - 最大の古墳は世界最大の墓域面積 仁徳天皇陵、それとも?
上石津ミサンザイ古墳(大阪府・堺市) - 日本第3位の前方後円墳は第十七代履中天皇陵
土師ニサンザイ古墳(大阪府・堺市) - 第十八代反正天皇の空陵「東百舌鳥陵墓参考地」
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古市古墳群 - 東西2.5キロ、南北4キロの範囲に、123基(現存87基)の古墳で構成

誉田御廟山古墳(大阪府・羽曳野市) - 全国2位の古墳、第十五代応神天皇「惠我藻伏崗陵」
仲ツ山古墳(大阪府・藤井寺市) - 第十五代応神天皇の皇后ナカツヒメ「仲津山陵」
岡ミサンザイ古墳(大阪府・藤井寺市) - 仲哀天皇「惠我長野西陵」、雄略天皇陵の説も
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