・所在地:石川県鹿島郡中能登町小田中ヤ4

・時 期:4世紀後半
・時 代:古墳時代中期
・形 状:円墳
・特 徴:-
・指 定:宮内庁治定

【概要】
宮内庁により第十代崇神天皇の皇子オオイリキの墓として、「大入杵命墓」に治定されている。

小田中古墳群に属する円墳で、二段構築された墳丘の径が67メートル、高さが15メートル。周囲に周濠を持つ。

埋葬施設は竪穴式石室、出土したものとして三角縁波文帯三神三獣鏡、三角縁獣文帯三神三獣鏡、鍬形石、管玉などが知られている。

オオイリキは、母が尾張連の祖であるオオアマヒメ。同母弟にヤサカイリビコがおり、異母弟に第十一代垂仁天皇ヤマトヒコらがいる。

なお、父の崇神天皇の陵は行燈山古墳(奈良県・天理市)に、同母弟ヤサカイリビコの墓は大萱古墳(岐阜県・可児市)に、異母弟の垂仁天皇の陵は宝来山古墳(奈良県・奈良市)に、ヤマトヒコの墓は桝山古墳(奈良県・橿原市)に、それぞれ治定されている。

【関連サイト】
大入杵命墓