飛鳥の木簡―古代史の新たな解明 (中公新書)
・刊行:2012/6/22
・著者:市大樹
・出版:中央公論新社

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かつて日本古代史は、『日本書紀』『古事記』や中国の史書に頼らざるを得なかった。だが1990年代後半以降、3万点以上に及ぶ飛鳥時代の木簡の出土が相次ぎ、新たな解明が進み始める。

本書は、大化改新、中国・朝鮮半島との関係、藤原京造営、そして律令制の成立時期など、日本最古の木簡から新たに浮かび上がった史実、「郡評論争」など文献史料をめぐる議論の決着など、木簡解読によって書き替えられた歴史を描く。

第二回「古代歴史文化賞」受賞作。

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