・所在地:奈良県河合町川合

古墳ランキング > 26位
大王(オオキミ)墓候補

・時 期:5世紀後半
・時 代:古墳時代中期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
ただ単に大塚山古墳だが、同名の古墳が各地にあるため、地名を冠して呼ばれる。

全長215メートル、後円部径108メートル、高さ15.8メートル、前方部幅123メートル、高さ16.9メートル、前方部を南に向けた三段築成の前方後円墳。全国26位の規模。墳丘の保存状態は良好で、周濠跡は水田になっているが、盾形の周堀の痕跡を明瞭に残している。

馬見古墳群に属し、その中ではその北部に立地する大塚山古墳群に含まれる。大塚山古墳群は前方後円墳、方墳、円墳など8基の古墳から構成されるが、本古墳はその規模の上からも中心的な位置を占めている。

墳形が稲荷山古墳(埼玉県・行田市)などとともに、大仙陵古墳(大阪府・堺市)と類似していることが知られている。すぐ近くにある島の山古墳(奈良県・川西町)とも墳形規格が同じである。

調査が行われていないため埋葬施設は不明である。墳丘には葺石および円筒埴輪の囲繞が確認されている。 遺物は、円筒埴輪・朝顔形埴輪・家形埴輪の円柱部分に小型の盾を付けたもの・盾形埴輪・蓋形埴輪・須恵器模倣土師器などが確認されている。

須恵質土器が含まれていることから、5世紀中頃から後半にかけての築造と推定され、同時期では奈良盆地内で最大級の古墳である。周辺の古墳7基を含め「大塚山古墳群」として国の史跡に指定されている。
川合大塚山古墳(奈良県・河合町) by Googleアース - ぶっちゃけ古事記
【関連サイト】
大塚山古墳 (河合町) - Wikipedia