・所在地:大阪府堺市百舌鳥夕雲町

・時 期:5世紀中頃
・時 代:古墳時代中期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
百舌鳥古墳群に属する、5世紀中頃から後半に築造されたと考えられる前方後円墳(帆立貝形古墳、帆立貝形前方後円墳とも)で、すぐ近くにある日本最大の大仙陵古墳の陪塚とされる。国の史跡に指定されている。

大仙陵古墳の前方部南東端に面し、前方部は削平され周濠も埋没しているが、後円部径42メートル、後円部高さ4メートルで、推定全長61メートルとされる。内部主体は不明。

平成18年~19年(2006年~2007年)に堺市教育委員会によって削平された前方部の範囲と周濠を確認するため小規模の発掘調査が行なわれた。この際の出土遺物の多くは円筒埴輪で、少量の須恵器も出土している。

大仙陵古墳の陪塚としては、他に丸保山古墳塚廻古墳鏡塚古墳孫太夫山古墳銅亀山古墳樋の谷古墳狐山古墳竜佐山古墳永山古墳大安寺山古墳源右衛門山古墳坊主山古墳茶山古墳などがある。

世界遺産への登録を進めている百舌鳥・古市古墳群のリストにおいて、「収塚古墳(おさめづかこふん)」として、帆立貝形墳(58m)、NO.M12で設定されている。百舌鳥・古市古墳群のリストにおける百舌鳥古墳群のリストも参照。

【関連サイト】
収塚古墳(おさめづかこふん) - 堺観光ガイド

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