・所在地:大阪府藤井寺市沢田4丁目
・古墳ランキング > 9位
・大王(オオキミ)墓候補
・時 期:5世紀前半
・時 代:古墳時代中期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:宮内庁治定
【概要】
宮内庁により「仲津山陵(なかつやまのみささぎ)」として第十五代応神天皇皇后の仲姫命(ナカツヒメ)の陵に治定されている。古事記に陵の記載はなく、日本書紀などの記述に基づく。
古市古墳群の北部、応神天皇の陵「惠我藻伏崗陵」に治定されている誉田御廟山古墳の北東に位置する前方後円墳で、5世紀前半の築造と考えられている。全長約290メートル、後円部径約170メートル、高さ約26.2メートル、前方部幅約193メートル、高さ23.2メートル、古市古墳群で2番目、全国でも9番目の大きさ。
墳丘は三段築成で、葺石と埴輪が確認される。くびれ部の両側には造り出しがある。国府台地の最高所にあるため、周濠は空濠に近い湿地帯になっている。
主体部については、石棺が存在することや勾玉が出土したことが伝えられている。また、発掘調査により、外堤外法面に葺石が施されていることが判明。
周辺には、後円部に近接して築造された鍋塚古墳がある。陪塚として、中山塚古墳や八島塚古墳などがある。
ナカツヒメは、古事記において中日売命と表記され、ほぼ名とその系譜が伝わるのみ。第十二代景行天皇の孫ホムダノマワカが父。ナカツヒメを含む三姉妹がいずれも応神天皇に嫁いでいる。
応神天皇は複数の妃に多くの子をもうけているが、第十六代仁徳天皇らの母はナカツヒメ。なお、夫の応神天皇の陵は上述の通りだが、子の仁徳天皇の陵は大仙陵古墳(大阪府・堺市)に治定されている。
世界遺産への登録を進めている百舌鳥・古市古墳群のリストにおいて、「仲姫皇后陵古墳(なかつひめこうごうりょうこふん)」として、前方後円墳(290m)、NO.F13で設定されている。百舌鳥・古市古墳群のリストにおける古市古墳群のリストも参照。 【関連サイト】
・仲ツ山古墳 -Wikipedia
【関連記事】
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・大王(オオキミ)墓候補
・時 期:5世紀前半
・時 代:古墳時代中期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:宮内庁治定
【概要】
宮内庁により「仲津山陵(なかつやまのみささぎ)」として第十五代応神天皇皇后の仲姫命(ナカツヒメ)の陵に治定されている。古事記に陵の記載はなく、日本書紀などの記述に基づく。
古市古墳群の北部、応神天皇の陵「惠我藻伏崗陵」に治定されている誉田御廟山古墳の北東に位置する前方後円墳で、5世紀前半の築造と考えられている。全長約290メートル、後円部径約170メートル、高さ約26.2メートル、前方部幅約193メートル、高さ23.2メートル、古市古墳群で2番目、全国でも9番目の大きさ。
墳丘は三段築成で、葺石と埴輪が確認される。くびれ部の両側には造り出しがある。国府台地の最高所にあるため、周濠は空濠に近い湿地帯になっている。
主体部については、石棺が存在することや勾玉が出土したことが伝えられている。また、発掘調査により、外堤外法面に葺石が施されていることが判明。
周辺には、後円部に近接して築造された鍋塚古墳がある。陪塚として、中山塚古墳や八島塚古墳などがある。
ナカツヒメは、古事記において中日売命と表記され、ほぼ名とその系譜が伝わるのみ。第十二代景行天皇の孫ホムダノマワカが父。ナカツヒメを含む三姉妹がいずれも応神天皇に嫁いでいる。
応神天皇は複数の妃に多くの子をもうけているが、第十六代仁徳天皇らの母はナカツヒメ。なお、夫の応神天皇の陵は上述の通りだが、子の仁徳天皇の陵は大仙陵古墳(大阪府・堺市)に治定されている。
世界遺産への登録を進めている百舌鳥・古市古墳群のリストにおいて、「仲姫皇后陵古墳(なかつひめこうごうりょうこふん)」として、前方後円墳(290m)、NO.F13で設定されている。百舌鳥・古市古墳群のリストにおける古市古墳群のリストも参照。 【関連サイト】
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