高千穂神楽 猿田彦面(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
大古事記展prev     大古事記展next
・高千穂神楽 猿田彦面(たかちほかぐら さるたひこめん)
・大古事記展 - IV.今も息づく古事記 高千穂神楽

・甲斐愛光
・平成
・甲斐愛光氏蔵

天孫降臨の伝承があり、数多くの神話の舞台として知られる宮崎県高千穂町では、毎年11月下旬から翌年の2月上旬ごろまでの間に各地で夜神楽が行われる。重要無形民俗文化財「高千穂の夜神楽」である。

氏神を社から神楽を行う神楽宿まで招き、夜を徹して33番の舞を奉納する。33番の中にはサルタヒコが登場する「彦舞」が特に有名。この面はその時に使用されるもの。

サルタヒコは天孫降臨で、ニニギ一行の行く手を遮るように現れた神。ニニギ一行からはアメノウズメが出て名を訊ねる。ニニギ一行の水先案内人を務めあげた後、ニニギの命によってアメノウズメと結婚、その後、伊勢で溺死する。

古事記に特に描写はないが、サルタヒコは後世、長い鼻をしていた、との伝承もあり、天狗の祖となる。この面も天狗を意識したものとなっている。

彦舞の動画。
大古事記展 > IV.今も息づく > 高千穂神楽 猿田彦面

【関連記事】
重要無形民俗文化財「高千穂の夜神楽」 - 冬季の代表的な風物詩、現在は通年参観可能
奈良県立美術館で高千穂の夜神楽が披露される 日本神話の舞に観衆酔いしれる

大古事記展で開幕式 10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
奈良「大古事記展」の展示内容記者会見 国宝や古社神宝など多数展示予定
10月18日から始まる“語り継ぐココロとコトバ”「大古事記展」の関連イベント情報
10月から始まる奈良「大古事記展」の概要が発表される 「感じる」古事記とは?

大古事記展は2014年10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」特設ページ
「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」公式Facebook