・鹿島立神影図(かしまだちしんえいず) 奈良市指定文化財
・大古事記展 - IV.今も息づく古事記 春日大社
・二条英印
・永徳3年(1383年)
・春日大社蔵
タケミカヅチが常陸の鹿島神宮から鹿に乗って大和の御蓋山(みかさやま)へ来たという伝承に基づく絵画。春日大社の草創に関連する場面であり、春日大社本殿第一殿のご祭神が武甕槌命(たけみかづちのみこと)である縁起。また、奈良と言えば、とも言える、神使としての鹿の由来でもある。
白い鹿に乗るタケミカヅチの傍らに臣従するのは中臣連時風・秀行。背後にタケミカヅチをはじめ春日の神々を山麓へ遷す際に用いられたとされる榊、神が宿る鏡を表す円相、御蓋山を描く。二条英印は、興福寺の柱絵も描いた南都絵所絵師とされる。
円相には、左から十一面観音菩薩、釈迦如来、薬師如来、地蔵菩薩、文殊菩薩が描かれている。本地垂迹説により、第四殿ご祭神・比売神、第一殿ご祭神・武甕槌命、第二殿ご祭神・経津主命、第三殿ご祭神・天児屋根命、春日若宮社のご祭神・天押雲根命を表している。
経津主命は武甕槌命と対にされる、香取神宮のご祭神。古事記に記述されていないが、日本書紀では国譲りの主役はタケミカヅチではなく、こちら。しかし、剣という性質上、古事記にも登場するサジフツノカミとの関連を指摘する場合もある。
天児屋根命はアメノコヤネ、古事記にはセリフこそないが、天岩戸隠れや天孫降臨の際に出てくる、中臣氏、さらに藤原氏の祖神。天押雲根命は天児屋根命の子とされる。
大古事記展 > IV.今も息づく > 鹿島立神影図
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・10月から始まる奈良「大古事記展」の概要が発表される 「感じる」古事記とは?
大古事記展は2014年10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」特設ページ
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」公式Facebook
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白い鹿に乗るタケミカヅチの傍らに臣従するのは中臣連時風・秀行。背後にタケミカヅチをはじめ春日の神々を山麓へ遷す際に用いられたとされる榊、神が宿る鏡を表す円相、御蓋山を描く。二条英印は、興福寺の柱絵も描いた南都絵所絵師とされる。
円相には、左から十一面観音菩薩、釈迦如来、薬師如来、地蔵菩薩、文殊菩薩が描かれている。本地垂迹説により、第四殿ご祭神・比売神、第一殿ご祭神・武甕槌命、第二殿ご祭神・経津主命、第三殿ご祭神・天児屋根命、春日若宮社のご祭神・天押雲根命を表している。
経津主命は武甕槌命と対にされる、香取神宮のご祭神。古事記に記述されていないが、日本書紀では国譲りの主役はタケミカヅチではなく、こちら。しかし、剣という性質上、古事記にも登場するサジフツノカミとの関連を指摘する場合もある。
天児屋根命はアメノコヤネ、古事記にはセリフこそないが、天岩戸隠れや天孫降臨の際に出てくる、中臣氏、さらに藤原氏の祖神。天押雲根命は天児屋根命の子とされる。
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