碧玉管玉(91) 石上神宮禁足地出土品(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・碧玉管玉(91)(へきぎょくくだたま) 重要文化財
・大古事記展 - IV.今も息づく古事記 石上神宮

・石上神宮禁足地出土
・古墳時代前期
・石上神宮蔵

古事記にその名がはっきりと記述される石上神宮の禁足地では、明治11年(1878年)に正殿幣殿新築に伴って掘り下げたところ、多数の遺品が出土した。この時の出土品の主なものは、素環頭大刀、鉄剣、「背に処々金象眼ノ跡」がある大刀、環頭大刀柄頭、草花文鏡、荻菊双雀鏡、瑞花文八稜鏡、草花文五稜鏡、銅鏃、金銅鐶などなど。

明治7年(1874年)の発掘では神剣「帥霊(ふつのみたま)」、つまり古事記にも登場するサジフツノカミと思われる内反素環頭大刀(うちぞりそかんとうたち)が出土しているが、この時の出土品にもやはり刀剣が目立つ。さすが石上神宮。

碧玉(へきぎょく、jasper、ジャスパー)は、微細な石英の結晶が集まってできた鉱物(潜晶質石英)であり、宝石の一種。管玉(くだたま)は管状になっている宝飾装身具の部品、ビーズの一形態で、管に糸を通して腕飾り(ブレスレット)や首飾り(ネックレス)などとして用いられる。

菅玉に関して、日本では、縄文時代からみられ、今日と同じように腕飾りや首飾りなどとして用いられていたものとみられる。古墳時代では、古墳の副葬品となることが多かった。遅くも奈良時代までに宝飾部品としての製作は一旦途絶している。

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