子持勾玉(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・子持勾玉(こもちまがたま)
・大古事記展 - IV.今も息づく古事記 大神神社

・大神神社禁足地出土
・古墳時代中期-後期
・大神神社蔵

大型の勾玉(親勾玉)の背・腹・側面に小型の勾玉(子勾玉)を浮き彫りにしている。石材には滑石を用いている。5世紀中頃に出現し、7世紀ごろまで作られた。特に増殖に関する呪術的な遺物と考えられる。三輪山及びその周辺の遺跡からの出土例が多いことから、三輪山祭祀に関係する遺物と考えられている。

古事記において、三輪山=オオモノヌシは、美女をゲットし、妊娠・出産、その子孫がまた活躍するという神で、もともと「増殖」には縁が深い。イクタマとは、クシミカタをもうけ、その子孫からオオタタネコが出て、第十代崇神天皇の御世になって、そのオオタタネコが三輪山を祀ることになる。

また、セヤダタラヒメとは、イスケヨリをもうけ、この娘が初代神武天皇の皇后となり、二代綏靖天皇の母となる。

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