釣針(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・釣針(つりばり)
・大古事記展 - III.古事記に登場するアイテムたち

・奈良県唐古・鍵遺跡出土
・弥生時代中・後期
・田原本町教育委員会蔵

縄文時代は骨角製だったが、弥生時代から銅や鉄など金属製のものも作られるようになった。本資料は弥生時代のものではあるが、骨角製。

天孫ニニギの子である海幸彦は海の魚を採り、その弟の山幸彦は山の獣を狩って暮らしていた。ある時、山幸彦が思い立って、兄である海幸彦にそれぞれの道具の交換を持ちかける。一旦は兄に拒否された山幸彦だが、執拗に交換を迫って、とうとう道具の交換に成功する。

しかし、山幸彦、兄から借りた釣針を失くしてしまう。自分の剣を鋳つぶしたりして、500本の釣針、1000本の釣針をこさえて、海幸彦に詫びを請うが、海幸彦は失くした釣針そのものを返却しないとダメ、と強硬に言い張る。困り果てた山幸彦が海辺で佇んでいると…

古事記の竜宮城説話の導入部分に出てくる重要なアイテム。

大古事記展 > III.アイテム > 釣針

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