靫・矢(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・靫・矢(復元品)(ゆき・や ふくげんひん)
・大古事記展 - III.古事記に登場するアイテムたち

・奈良県鴨都波1号墳出土
・原品は古墳時代前期
・奈良県立橿原考古学研究所付属博物館蔵

靫は矢を入れてて背に負う容器。原品の靫の主要部分は有機質の織物で作られ、表面には黒漆が塗られていた。

スサノヲが姉アマテラスに挨拶しようと高天原にやって来た時、その轟音に驚いたアマテラスがスサノヲによる侵略か、と思って、武装して待ち構えるが、その際、アマテラスは鎧の背に矢が1000本入る靫を背負い、鎧の胸には矢が500本入る靫を付けていた、という記述がある。

この描写だけでもかなりの文字数を割いている古事記。あまりイメージにはないが、アマテラスは戦う女神でもあったわけだ。

驚いたのはスサノヲ。姉と戦うつもりは毛頭なく、その誤解を解こうと必死になる。そうして物語は進んでいく。

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