瑪瑙製勾玉、水晶製勾玉、翡翠製勾玉(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・瑪瑙製勾玉、水晶製勾玉、翡翠製勾玉(めのうせい すいしょうせい ひすいせい まがたま)
・大古事記展 - III.古事記に登場するアイテムたち

・奈良県新沢千塚500号墳出土
・古墳時代前期
・奈良県立橿原考古学研究所付属博物館蔵

古事記では勾玉が良く登場する。スサノヲが姉アマテラスに挨拶しようと高天原にやって来た時、その轟音に驚いたアマテラスがスサノヲによる侵略か、と思って、武装して待ち構えるが、その際、多くの勾玉をまとったという描写がある。

スサノヲが誤解だということを証明するため、二人は誓約するが、スサノヲがアマテラスの勾玉をかみ砕いて吹き付けると、五柱の神が生まれた。この五柱には、後に登場するアメノオシホミミ 、アメノホヒが含まれている。

また、天岩戸隠れの場面でも、タマノオヤに八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)を作らせたとあり、これが皇室の三種の神器になっていく。

基本的には装身具として造られ、大古事記展でも展示されているように、瑪瑙や水晶、翡翠(ヒスイ)など材質は多様。ただし、古事記を読み解くだけでも、それが何か呪術的な意味が付加されたものであることは分かる。

大古事記展 > III.アイテム > 勾玉

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