古事記「大戦後の再評価」展示風景(大古事記展)(複製品) - ぶっちゃけ古事記
大古事記展prev     大古事記展next
・古事記「大戦後の再評価」展示風景
・大古事記展 - II.古事記の1300年 大戦後

明治の終わりごろから第二次世界大戦中は、古事記のエピソードが国威発揚に利用された面があった。戦後はその反省から古事記の評価が低下。その後は、古事記を客観的に研究し、読み味わう出版物を通じ、次第に再評価が進んでいる、という。

大古事記展で一例としてあげているのが、津田左右吉『日本古典の研究』(昭和23年(1948年))、林房雄他『世界少年少女文学全集29 古事記物語他』(昭和30年(1955年))、西郷信綱『古事記の世界』(昭和42年(1967年))、倉野憲司『古事記全注釈』(昭和48年-昭和55年(1973年-1980年))。

津田左右吉(1873年-1961年)は、近代的な史料批判の態度で日本書紀や古事記を研究。『世界少年少女文学全集』では『古事記物語』が収録されている。西郷信綱(1916年-2008年)は観念や常識で適当につじつまを合わせようとせず、物語をそのまま理解する態度を提唱、注目を集めた、という。

大古事記展 > II.1300年 > 古事記「大戦後の再評価」

【関連記事】
大古事記展で開幕式 10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
奈良「大古事記展」の展示内容記者会見 国宝や古社神宝など多数展示予定
10月18日から始まる“語り継ぐココロとコトバ”「大古事記展」の関連イベント情報
10月から始まる奈良「大古事記展」の概要が発表される 「感じる」古事記とは?

大古事記展は2014年10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」特設ページ
「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」公式Facebook