・『日本歴史画帳』(にほんれきしがちょう)
・大古事記展 - II.古事記の1300年 近代日本
・安達吟光
・明治28年(1895年)
・奈良県立万葉文化館蔵
明治後半、良故堂から出版された。時はあたかも日清戦争の最中。富国強兵を目指していた維新政府にとって、最初の大規模な対外戦争であり、国民を一つにする方策が求められていた。
愛国心を高揚させるような日本神話などのエピソードを意識的に取り出し、浮世絵風の絵とともに紹介している本作。古事記が戦争の時代、ナショナリズムの時代に活用される先駆けとも言えるかもしれません。
それも古事記の軌跡の一つ。目をつぶっていてもしょうがありません。そのように利用された過去があった、と認識することが、現在、古事記を読み解くのに必要な要素の一つになっていることは間違いありません。
そうしたことを考えず、素直な目で作品を見ると、色彩豊かで、非常に美しい絵です。
大古事記展 > II.1300年 > 『日本歴史画帳』
【関連記事】
・大古事記展で開幕式 10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
・奈良「大古事記展」の展示内容記者会見 国宝や古社神宝など多数展示予定
・10月18日から始まる“語り継ぐココロとコトバ”「大古事記展」の関連イベント情報
・10月から始まる奈良「大古事記展」の概要が発表される 「感じる」古事記とは?
大古事記展は2014年10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」特設ページ
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」公式Facebook
・大古事記展 - II.古事記の1300年 近代日本
・安達吟光
・明治28年(1895年)
・奈良県立万葉文化館蔵
明治後半、良故堂から出版された。時はあたかも日清戦争の最中。富国強兵を目指していた維新政府にとって、最初の大規模な対外戦争であり、国民を一つにする方策が求められていた。
愛国心を高揚させるような日本神話などのエピソードを意識的に取り出し、浮世絵風の絵とともに紹介している本作。古事記が戦争の時代、ナショナリズムの時代に活用される先駆けとも言えるかもしれません。
それも古事記の軌跡の一つ。目をつぶっていてもしょうがありません。そのように利用された過去があった、と認識することが、現在、古事記を読み解くのに必要な要素の一つになっていることは間違いありません。
そうしたことを考えず、素直な目で作品を見ると、色彩豊かで、非常に美しい絵です。
大古事記展 > II.1300年 > 『日本歴史画帳』
【関連記事】
・大古事記展で開幕式 10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
・奈良「大古事記展」の展示内容記者会見 国宝や古社神宝など多数展示予定
・10月18日から始まる“語り継ぐココロとコトバ”「大古事記展」の関連イベント情報
・10月から始まる奈良「大古事記展」の概要が発表される 「感じる」古事記とは?
大古事記展は2014年10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」特設ページ
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」公式Facebook
コメント