太安萬侶墓誌(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・太安萬侶墓誌(おおのやすまろぼし) 重要文化財
・大古事記展 - II.古事記の1300年 太安万侶

・奈良県太安万侶墓出土
・養老7年(723年)
・文化庁蔵(奈良県立橿原考古学研究所付属博物館保管)

1979年、奈良市此瀬町の茶畑開墾中に発見された墳墓から、短冊型の銅版の墓誌が発見された。

表面には太安万侶の居住地(左京四條四坊)、位階勲等(従四位下勲五等)、没年月日(癸亥年七月六日)など41文字が刻まれている。癸亥年は、養老7年(723年)。この墓が太安万侶のものであることが確定したとともに、太安万侶が実在したことを証明する画期的な発見となった。

古事記の序に登場する太安万侶はその実在性が不確かだったために、古事記の序及び古事記そのものの信用を貶め、古事記の偽書説もあったものの、この墓誌の発見で、改めて古事記の序及び古事記が見直され、その編纂者としての太安万侶が脚光を浴びるきっかけとなった。

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