奈良県立美術館で2014年10月25日、宮崎県高千穂町の伝統芸能「高千穂の夜神楽」(国指定重要無形民俗文化財)が披露されました。開催中の“語り継ぐココロとコトバ”「大古事記展」の関連イベントで、二上神社神楽保存会の氏子6人が2回公演。約1000人の観衆が神々が登場する神話世界の舞に酔いしれたといいます。朝日新聞が報じています。動画は高千穂の夜神楽、3番・神降(出典:YouTube

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高千穂の夜神楽(たかちほのよかぐら)は、宮崎県西臼杵郡高千穂町に伝わる民俗芸能。毎年11月中旬から2月上旬にかけて、町内のおよそ20の集落でそれぞれ氏神を民家等に迎えて奉納される神楽の総称です。

幸多き秋の実りに感謝し、来年の豊穣を祈願するため神々に33番の神楽を奉納します。その他、一般向けに天岩戸神社の「天岩戸夜神楽33番大公開まつり」(11月3日)や高千穂神社の「神話の高千穂夜神楽まつり」(11月22・23日)としても披露され、高千穂神社の神楽殿では年間を通じて毎夜観光客向けに代表的な4番を演じています。

高千穂に行けば是非見たい芸能です。

朝日新聞によれば、この日は天岩戸隠れを題材にした舞など四番が上演されたようです。アマテラスが隠れた岩戸の前でアメノウズメが優美な舞を披露。アメノタヂカラオが岩戸を持ち上げて放り投げるシーンでは、観客から拍手が湧いた、といいます。

これらは25番・鈿女、26番・戸取に相当するもので、朝日新聞が写真として掲載しているのがサルタヒコのものですので、1番・彦舞なども演じられたようです。

高千穂は日本神話の故郷。ニニギが天孫降臨したことでも有名ですが、アマテラスがこもった天岩戸がある町の一つとしても知られています。奈良で行われている大古事記展において、高千穂も惜しみない協力を送る、日本神話を通じた地域交流、非常に素晴らしいことだと思います。

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