小碓命(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・小碓命(おうすのみこと)
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「旅」 ヤマトタケル

・前田青邨
・明治36年(1903年)
・岐阜県美術館蔵

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髪をたらし、叔母のヤマトヒメから借り受けた装束に身をまとい、すっかり男の娘になったオウス。緊張した面持ちで、剣の柄に手をかけ、様子をうかがっている。幕の向こうでは、父の景行天皇から討つように命じられた熊襲建が宴を開いているのだろう。

古事記を読み解けば、男の娘になったオウスを熊襲建の兄弟二人が気に入り、宴会で横に侍らせていちゃついたような描写になっているので、このような場面はなかったかもしれないが、オウスの暗殺着手前の心境としては、こうした緊張感漂う心持ちだったに違いない。

オウスはこの暗殺を通じ、熊襲建の弟の方からヤマトタケルの名が贈られる。

前田青邨(1885年-1977年)は、古画の研究や自然観察により、歴史画をはじめ、肖像画、静物画などに大きな業績を残した。晩年には焼損した法隆寺金堂壁画の際限も車や高松塚古墳壁画の模写も手がけた。

大古事記展では、前田青邨の作品として、大久米命も展示されている。

大古事記展 > I.物語「旅」 > 小碓命

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