童女の姿となりて(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・童女の姿となりて(どうじょのすがたとなりて)
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「旅」 ヤマトタケル

・石井林響
・明治39年(1906年)
・東京都現代美術館蔵

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史上初の男の娘の着替え姿を描いたもの。美しい衣装は叔母のヤマトヒメから借り受けたもの。時代に合わせて銅鏡を手に取り、最終チェック。足元には短刀が置かれている。この短刀を隠し持ち、これで熊襲建を刺し殺すことになる。

父である第十二代景行天皇の命により、熊襲建を滅ぼしに来たヤマトタケル。最初のヤマトタケルの対外的な戦い(この前にすでに兄オオウスを斬殺している)は、何と男の娘による騙し討ち、暗殺。これがまんまと成功する。

石井林響(1884年-1930年)は、初めは洋画を学んだが、当時の日本画の新しい動きに感銘を受けて、日本画へ転向。神話や歴史などの主題を描いた。

大古事記展では、この作品に描かれている銅鏡と短刀に着目、それに近いものの複製品と雛形、すなわち、直弧文鏡(複製品)黒作横刀(雛形)もあわせて展示、作品に現れている時代感を得る工夫がなされている。

大古事記展 > I.物語「旅」 > 童女の姿となりて

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