八岐大蛇退治図(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・八岐大蛇退治図(やまたのおろちたいじず)
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「旅」 スサノヲ

・鈴木松年
・明治4年(1871年)
・京都府立総合資料館蔵(京都府京都文化博物館管理)

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鬼神のごとき形相のスサノヲが十拳剣を振り回し、策略に嵌めて泥酔させたヤマタノオロチを切り刻んでいる様子。いわゆるヤマタノオロチ退治を描いたもの。

スサノヲは形相もそうだが、そのどっしりした安定感も、荒ぶる神を絶妙に表現。また、ヤマタノオロチもすでに泥酔しているはずではあるが、その目が生き生きとしているところに、絵全体の迫力を倍加させている。

黒雲、稲妻は、スサノヲの迫力や、ヤマタノオロチのおどろおどろしさをより明確に伝える効果を醸し出している。

鈴木松年(1848年-1918年)は、明治から大正にかけて活躍した日本画家。力強い筆致で山水画や人物画を描いた。女流画家である上村松園の最初の師としても知られる。

大古事記展
 > I.物語「旅」 > 八岐大蛇退治図

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