『日本神話シリーズ』須佐男命の追放(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・『日本神話シリーズ』須佐男命の追放(にほんしんわしりーず すさのおのみことのついほう)
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「旅」 スサノヲ

・河鍋暁斎
・明治11年(1878年)
・山口静一氏蔵

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高天原にやって来たスサノヲの乱暴狼藉、特にスサノヲが機屋の屋根をぶち破って皮を剥いだ生きた馬を放り入れ、女官が驚いて女陰を負傷して死亡したことに激怒したアマテラス、天岩戸に引籠ります。世界が暗闇に閉ざされ、禍々しいものが横行する、いわゆる天岩戸隠れです。

結局それは解決しましたが、その後、その元凶となったスサノヲに対して、高天原の神々はスサノヲの手足の爪や髭を切り、高天原から追放します。その場面を描いたもの。

何やら悪態をつきながら去りゆくスサノヲに対して、後方では高天原の神々、いわゆる八百万の神々が冷静に見守っています。その対比が、特にスサノヲの個性を炙り出しているようです。その後スサノヲは、女神を斬殺しつつ、出雲に降り立ちます

河鍋暁斎(1831年-1889年)の『日本神話シリーズ』の一点。大古事記展では、天の岩戸神武帝図伊邪那岐命と伊邪那美命という別の作品も展示されている。

『日本神話シリーズ』
天孫降臨 - アメノウズメが肌を露わにしてサルタヒコを誑し込む?
・須佐男命の追放 - 悪態つきながら高天原を去るスサノヲ
海幸山幸 - まさに海幸彦が隼人舞を演じるがごとくの溺れざま
島々の誕生 - 天沼矛で海を掻きまわすイザナギとイザナミ
神々の誕生 - イザナミとイザナギが仲良く三貴子を産む

大古事記展 > I.物語「旅」 > 『日本神話シリーズ』須佐男命の追放

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