天照大神と須佐之男命(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・天照大神と須佐之男命(あまてらすのみこととすさのおのみこと)
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「旅」 スサノヲ

・松本楓湖
・明治41年(1908年)
・広島県立美術館蔵

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父のイザナギから海原の統治を任されたものの、母イザナミに会いたいと駄々をこねたために勘当、追放されたスサノヲは、イザナミのいる黄泉の国に行く前に、高天原にいる姉アマテラスに挨拶していこうと考える。

荒ぶる神スサノヲの行進のために山川鳴動、訝しんだアマテラスは臨戦態勢をとる。驚いたのはスサノヲ。邪心のないことを説明しようとするが。

ちょうど今まさにこのシーンを描いたもの。手前にスサノヲ、奥にアマテラス。アマテラスが武装しているところが特徴的で、古事記では1000本の矢が入る靫を背負い、鎧の旨には矢が500本入る靫をつけていた、としている。背景の雲や波も荒れ狂っており、二人の間の険悪な雰囲気を醸し出している。

この後、スサノヲが邪心のないことを示すために二人は誓約する。世に名高い、アマテラスとスサノヲの誓約である。

松本楓湖(1840年-1923年)は、幕末から大正にかけて活躍した日本画家。大古事記展でも複数展示されている菊池容斎に師事し、歴史画を得意とした。

大古事記展
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