【キャラ設定】領土拡張の野心家のイメージより、祟りにおびえ、何とか収めるイメージの方が、古事記では強い。領土拡張の方はオオビコが大活躍だし。少し憂いがある感じで、でも上に立つ素養はある方だったと思うので、威厳があるような感じで。
■御真木入日子印恵命(みまきいりびこいにえのみこと=崇神天皇)
ミマキイリビコイニエ。第九代開化天皇の皇子で、第十代天皇。子に第十一代垂仁天皇など(天皇家の系譜)。
古事記では、登場していきなり疫病が蔓延した世の中に直面しています。「人民がほとんど尽きようとする」というひどいものです。尋常じゃありません。
憂慮した天皇は身を清めて神を祀り、寝ると、夢にオオモノヌシが現れて、「この疫病はオレの祟り。オレの子孫のオオタタネコを見つけて祀らないと、止まないよ」とのこと。
翌朝から崇神天皇、急いでオオタタネコを探します。河内之美努村で発見、すぐに召し、その名と系譜を訊ね、尋ね人に間違いなさそうなので、喜びます。
このオオタタネコを神主として、御諸山(三輪山)でオオモノヌシを祀り、別にイカガシコオに命じて、祭祀に使う皿を作り、天地の神々の社を定め、宇陀の墨坂の神に赤い色の楯矛を奉り、大阪の神に隅の色の楯矛を奉り、また坂の上の神や川の瀬の神に至るまで、すべてに幣帛を奉った、と言います。
オオモノヌシが祟るの神様であれば、崇神天皇は祀るの天皇。こうして疫病がやみ、平穏を取り戻した、と言います。
古事記には記載はありませんが、四道将軍、古事記に準じれば三道将軍の派遣で有名な天皇でもあります。自身の義父でもあり、第八代孝元天皇の皇子オオビコを越の国へ、その子タケヌナカワワケを東方諸国へ、自身の異母弟に当たるヒコイマスを丹波へ派遣します。
オオビコが越の国へ行こうとした時、謎の少女が奇妙な歌を歌っていたので、念のため都に帰還。「タケハニヤス(第八代孝元天皇の皇子)の反乱だろう」と看破、オオビコに討伐をお願いします。オオビコはこの任務を見事遂行し、越の国の平定、子のタケヌナカワワケと会津で合流などを果たします。
いわゆる税金の始まりについて、古事記に記載がある天皇でもあります。
祟りにおびえながらもなんとかこれを祀り収め、その後各地への領土拡張を行うなど、いわば大和の地盤を固め(三輪山の怨霊鎮魂)、四方に武威を示した(反逆軍の撃退と三道将軍の派遣)と、古事記だけからだけでも読み取れる、やはり歴史的にも特筆される天皇の一人でしょう。
【関連キャラ】
・オオモノヌシ - 祟ると寝取るの神様は三輪山のドン
・オオタタネコ - 史上初の神主? オオモノヌシを祀る
・イクタマ - 三輪山オオモノヌシにゲットされた美女
・垂仁天皇 - 皇后をNTRされ、救われない姫を誕生させる
【関連記事】
・オオモノヌシに祟られて急いで慰霊する崇神天皇 そもそもオオモノヌシって…
・四道将軍を派遣しようとして反乱に気付いた崇神天皇「伯父さん、討伐してちょ」
・【古事記紀行2014】(4)古事記に登場する景行天皇陵・崇神天皇陵は要チェック
【一言切り取り】
・崇神天皇「うおっ、お告げ? オオタタネコ?」
・崇神天皇「あっ、それって叔父の反逆っ!」
・崇神天皇「世を治めっから献上ねっ!」
【古事記の神・人辞典】
・崇神天皇 - 皇居情報、陵墓は全国第16位の大きさの行燈山古墳(古墳ランキング)
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・9.崇神天皇
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■御真木入日子印恵命(みまきいりびこいにえのみこと=崇神天皇)
ミマキイリビコイニエ。第九代開化天皇の皇子で、第十代天皇。子に第十一代垂仁天皇など(天皇家の系譜)。
古事記では、登場していきなり疫病が蔓延した世の中に直面しています。「人民がほとんど尽きようとする」というひどいものです。尋常じゃありません。
憂慮した天皇は身を清めて神を祀り、寝ると、夢にオオモノヌシが現れて、「この疫病はオレの祟り。オレの子孫のオオタタネコを見つけて祀らないと、止まないよ」とのこと。
翌朝から崇神天皇、急いでオオタタネコを探します。河内之美努村で発見、すぐに召し、その名と系譜を訊ね、尋ね人に間違いなさそうなので、喜びます。
このオオタタネコを神主として、御諸山(三輪山)でオオモノヌシを祀り、別にイカガシコオに命じて、祭祀に使う皿を作り、天地の神々の社を定め、宇陀の墨坂の神に赤い色の楯矛を奉り、大阪の神に隅の色の楯矛を奉り、また坂の上の神や川の瀬の神に至るまで、すべてに幣帛を奉った、と言います。
オオモノヌシが祟るの神様であれば、崇神天皇は祀るの天皇。こうして疫病がやみ、平穏を取り戻した、と言います。
古事記には記載はありませんが、四道将軍、古事記に準じれば三道将軍の派遣で有名な天皇でもあります。自身の義父でもあり、第八代孝元天皇の皇子オオビコを越の国へ、その子タケヌナカワワケを東方諸国へ、自身の異母弟に当たるヒコイマスを丹波へ派遣します。
オオビコが越の国へ行こうとした時、謎の少女が奇妙な歌を歌っていたので、念のため都に帰還。「タケハニヤス(第八代孝元天皇の皇子)の反乱だろう」と看破、オオビコに討伐をお願いします。オオビコはこの任務を見事遂行し、越の国の平定、子のタケヌナカワワケと会津で合流などを果たします。
いわゆる税金の始まりについて、古事記に記載がある天皇でもあります。
祟りにおびえながらもなんとかこれを祀り収め、その後各地への領土拡張を行うなど、いわば大和の地盤を固め(三輪山の怨霊鎮魂)、四方に武威を示した(反逆軍の撃退と三道将軍の派遣)と、古事記だけからだけでも読み取れる、やはり歴史的にも特筆される天皇の一人でしょう。
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・垂仁天皇 - 皇后をNTRされ、救われない姫を誕生させる
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【一言切り取り】
・崇神天皇「うおっ、お告げ? オオタタネコ?」
・崇神天皇「あっ、それって叔父の反逆っ!」
・崇神天皇「世を治めっから献上ねっ!」
【古事記の神・人辞典】
・崇神天皇 - 皇居情報、陵墓は全国第16位の大きさの行燈山古墳(古墳ランキング)
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