・岩戸神楽の起源(いわとかぐらのきげん)
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「創」 アマテラス
・三代歌川豊国
・江戸時代、三代歌川豊国(1786年-1864年)
・個人蔵
天岩戸からアマテラスが出てくる場面。フトダマとアメノタヂカラオが少し開いた岩戸をこじ開けようとしている。中央ではアメノウズメが踊っている。アメノコヤネが右端の方で、何やら声援を送っている。一方で、中央に中臣乃神という神もいる。アメノコヤネが中臣氏、後の藤原氏の祖とされており、この中臣乃神は謎。
天岩戸隠れの解決、この総合プロデューサーであるでオモイカネが左端に鎮座している。そしてぐるりを八百万の神が取り巻いており、固唾を飲んで見守っている。アメノコヤネと中臣乃神に挟まれる形で常世の長鳴鳥(鶏)のようなニワトリも描かれている。
三代歌川豊国は、初代歌川豊国の門人の浮世絵師で、本名は角田庄五郎。歌川国貞とも名乗り、後、自身で二代目豊国を称した。そのため、本作にも二代と記している。同門の歌川豊重が二代目豊国をすでに襲名していたので、現在では三代目豊国と呼ばれるのが一般的。
アマテラスと、アメノウズメの顔が極端に白いのが特徴的で、一目で女神と分かる。全体的に色彩鮮やかで、かつ、開かれた天岩戸から神々しい光が離れているにもかかわらず、アマテラスとアメノウズメの顔が浮き出ているように感じ、目立っている。
先にも触れたように、中臣乃神が謎。三代豊国の時代、アメノコヤネとは別の、中臣氏に関係するような神が存在し、天岩戸隠れに関わっていたという言い伝えでもあったのだろうか。
大古事記展 > I.物語「創」 > 岩戸神楽の起源
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・大古事記展で開幕式 10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
・奈良「大古事記展」の展示内容記者会見 国宝や古社神宝など多数展示予定
・10月18日から始まる“語り継ぐココロとコトバ”「大古事記展」の関連イベント情報
・10月から始まる奈良「大古事記展」の概要が発表される 「感じる」古事記とは?
大古事記展は2014年10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」特設ページ
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」公式Facebook
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・江戸時代、三代歌川豊国(1786年-1864年)
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天岩戸隠れの解決、この総合プロデューサーであるでオモイカネが左端に鎮座している。そしてぐるりを八百万の神が取り巻いており、固唾を飲んで見守っている。アメノコヤネと中臣乃神に挟まれる形で常世の長鳴鳥(鶏)のようなニワトリも描かれている。
三代歌川豊国は、初代歌川豊国の門人の浮世絵師で、本名は角田庄五郎。歌川国貞とも名乗り、後、自身で二代目豊国を称した。そのため、本作にも二代と記している。同門の歌川豊重が二代目豊国をすでに襲名していたので、現在では三代目豊国と呼ばれるのが一般的。
アマテラスと、アメノウズメの顔が極端に白いのが特徴的で、一目で女神と分かる。全体的に色彩鮮やかで、かつ、開かれた天岩戸から神々しい光が離れているにもかかわらず、アマテラスとアメノウズメの顔が浮き出ているように感じ、目立っている。
先にも触れたように、中臣乃神が謎。三代豊国の時代、アメノコヤネとは別の、中臣氏に関係するような神が存在し、天岩戸隠れに関わっていたという言い伝えでもあったのだろうか。
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