・天の岩戸 天宇受売命の踊り・手力男命岩戸開き(あめのいわと あめのうずめのみことのおどり・たぢからおのみこといわとびらき)
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「創」 アマテラス
・河鍋暁斎
・明治時代、河鍋暁斎(1831年 - 1889年)
・及川茂氏蔵
・「河鍋暁斎」に関する商品をアマゾンで探す
右の絵は、アマテラスが引き籠っている天岩戸の前で、周囲の神々による伴奏に合わせて踊り狂うアメノウズメ。その後ろでは、アマテラスが出てきた天岩戸を、もう二度とアマテラスが戻れないように、フトダマがしめ縄を架け渡そうとしている。(天宇受売命の踊り)
左の絵は、アマテラスが再び現れた時の様子を描いたもの。アメノタヂカラオが天岩戸をこじ開け、思い岩の扉を投げ捨てている。その上のニワトリは、オモイカネが前もって準備していた常世の長鳴鳥(鶏)だろうか。(手力男命岩戸開き)
河鍋暁斎は幕末から明治にかけての、狩野派の画家。狂画(戯画)なども手掛け、欧米人からも高く評価されている。
天岩戸やそれに続く岩場などの背景の色を抑え、人物の色彩を豊かにすることで、人物の魅力をより大きく引き出している。アメノウズメの腹が出ているように見えるのは、正直チョット…というところか。
さて、左の絵で、一番手前、矛を構えているのは誰だろう。ある意味ではこの作品で一番目立っている。光が戻ったので、その横の小さな神にたき火を消すように命じているようにも見える。また、アマテラスの前でビックリ仰天腰を抜かしているような神もいる。
その他の登場人物と言えばアメノコヤネ(フトダマとともに八咫鏡をアマテラスに差し出した)ぐらいしかおらず、フトダマはしめ縄の方に回っているので、もしかすると、天岩戸隠れの元凶となったスサノヲの可能性もあるか。総合プロデューサーのオモイカネは智の神なので、この矛を構えている神には似つかわしくないし。
大古事記展では、河鍋暁斎の作品として、神武帝図、伊邪那岐命と伊邪那美命、『日本神話シリーズ』などが展示されている。
『日本神話シリーズ』
・天孫降臨 - アメノウズメが肌を露わにしてサルタヒコを誑し込む?
・須佐男命の追放 - 悪態つきながら高天原を去るスサノヲ
・海幸山幸 - まさに海幸彦が隼人舞を演じるがごとくの溺れざま
・島々の誕生 - 天沼矛で海を掻きまわすイザナギとイザナミ
・神々の誕生 - イザナミとイザナギが仲良く三貴子を産む
大古事記展 > I.物語「創」 > 天の岩戸
・「河鍋暁斎」に関する商品をアマゾンで探す
【関連記事】
・ホトに始まり、ホトに終わった天岩戸隠れ - タタラで読み解く古事記・女陰の謎
・【古事記の傾向と対策】続・ホトに始まり、ホトに終わった天岩戸隠れ - 今度は男根も
・大古事記展で開幕式 10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
・奈良「大古事記展」の展示内容記者会見 国宝や古社神宝など多数展示予定
・10月18日から始まる“語り継ぐココロとコトバ”「大古事記展」の関連イベント情報
・10月から始まる奈良「大古事記展」の概要が発表される 「感じる」古事記とは?
大古事記展は2014年10月18日-12月14日に奈良県立美術館で開催
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」特設ページ
・「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展 五感で味わう、愛と想像の物語」公式Facebook
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「創」 アマテラス
・河鍋暁斎
・明治時代、河鍋暁斎(1831年 - 1889年)
・及川茂氏蔵
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左の絵は、アマテラスが再び現れた時の様子を描いたもの。アメノタヂカラオが天岩戸をこじ開け、思い岩の扉を投げ捨てている。その上のニワトリは、オモイカネが前もって準備していた常世の長鳴鳥(鶏)だろうか。(手力男命岩戸開き)
河鍋暁斎は幕末から明治にかけての、狩野派の画家。狂画(戯画)なども手掛け、欧米人からも高く評価されている。
天岩戸やそれに続く岩場などの背景の色を抑え、人物の色彩を豊かにすることで、人物の魅力をより大きく引き出している。アメノウズメの腹が出ているように見えるのは、正直チョット…というところか。
さて、左の絵で、一番手前、矛を構えているのは誰だろう。ある意味ではこの作品で一番目立っている。光が戻ったので、その横の小さな神にたき火を消すように命じているようにも見える。また、アマテラスの前でビックリ仰天腰を抜かしているような神もいる。
その他の登場人物と言えばアメノコヤネ(フトダマとともに八咫鏡をアマテラスに差し出した)ぐらいしかおらず、フトダマはしめ縄の方に回っているので、もしかすると、天岩戸隠れの元凶となったスサノヲの可能性もあるか。総合プロデューサーのオモイカネは智の神なので、この矛を構えている神には似つかわしくないし。
大古事記展では、河鍋暁斎の作品として、神武帝図、伊邪那岐命と伊邪那美命、『日本神話シリーズ』などが展示されている。
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