天の岩戸 曙光(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・天の岩戸 曙光(あめのいわと しょこう)
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「創」 アマテラス

・絹谷幸二
・平成24年(2012年)
・個人蔵

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天岩戸が開いたまさにちょうどその時の様子を美しく描いている。中央のアマテラスが抱えているのはスサノヲから献上された草薙の剣か。左側には八咫の鏡があり、アマテラスの顔を映し出している。勾玉があれば、三種の神器がそろう。

絹谷幸二(1943年-)氏は奈良市出身の洋画家で、東京芸術大学名誉教授。本作品は、古事記編纂1300年にちなみ、古事記を題材に制作された連作の内の一点。今回だの大古事記展では、その連作の中からもう一点、天孫降臨 Iも展示されている。

大古事記展におけるI.古代の人々が紡いだ物語 「創」 アマテラスの部分では、いずれも天岩戸隠れの様子を描いた作品が展示されている。それぞれの作家による完成に基づいた表現の違いを見比べるのも一興。

その中でも本作は絵の大きさからも、展示室内における存在感はぴか一。細部にまで細かく描かれた本作を是非隅々まで見て、確認したい。

絹谷氏の作品として、大古事記展では天孫降臨 I も展示されている。

大古事記展 > I.物語「創」 > 天の岩戸 曙光

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