【キャラ設定】アマテラスやスサノヲよりはるか前に生まれている高位な神そうに見えて、天孫ニニギに対しては(最初)腰低く接しているあたり、読めないところがありますが、あまり事蹟はないものの、極めて大きな存在感を古事記でも放っているところを鑑みて、ダンディーな頼れる大人をイメージしました。
■大山津見神(おおやまつみのかみ=オオヤマツミ)
古事記において、イザナギとイザナミによる国産み、島産みが終わった後、神産みの十二番目に生まれた男神。
神産みの十三番目に生まれた、妹に当たるカヤノヒメノカミと結ばれ、四対八柱(四柱の男神、四柱の女神、それぞれ婚姻)の神をもうける。
オオヤマツミ・カヤノヒメの子の四対八柱神
・アメノサヅチノカミ | クニノサヅチノカミ
・アメノサギリノカミ | クニノサギリノカミ
・アメノクラドノカミ | クニノクラドノカミ
・オオトマトヒコノカミ | オオトマトヒメノカミ
ヤマタノオロチの脅威におびえていた夫婦神アシナヅチ・テナヅチはオオヤマツミの息子と娘。スサノヲと結ばれる、アシナヅチ・テナヅチの子クシナダは孫にあたる。
スサノヲはクシナダとの間にヤシマジヌミノカミをもうけ、このヤシマジヌミがオオヤマツミの娘であるコノハナチルヒメと結婚、フハノモヂクヌスヌを生む。この系譜から後にオオクニヌシが出る。
またスサノヲは、オオヤマツミの娘であるカムオオイチヒメとの間にオオトシノカミとウカノミタマノカミをもうける。
天孫降臨の際、ニニギはオオヤマツミの娘であるサクヤと出会い、即プロポーズ。オオヤマツミも天孫との婚姻を大いに喜び、サクヤとともにその姉のイワナガをニニギの嫁として差し出す。
しかしイワナガがブサイクちゃんだったために、ニニギはイワナガを実家に帰す。怒ったオオヤマツミは、「天孫が永遠に栄えることを祈ってイワナガを差し出したのに、それを送り返すとは天孫の寿命は短くなるだろう」と呪詛。
神の家系である天孫、及び天皇家に寿命が生じたきっかけ。
古事記にはありませんが、これも一悶着あったサクヤの出産に際して、孫(山幸彦)の誕生を喜び酒を造ったという逸話があります。だから酒造の神としても祀られていますが、イワナガの件も含めて考えれば、大変な家族思いの神様なのかもしれません。
スサノヲ - オオクニヌシという国津神ラインに娘を嫁に供給する一方で、天津神に現在の皇室に連なる系譜の中で娘を差し出すことになります。
高位の(と言っても別格ですが)造化の三神であるタカミムスヒノカミが天津神寄り、カミムスヒノカミが国津神寄り、と明確な役割分担がされているのとは対照的だといえます。
しかし、天津神と言っても、降臨後の天孫系。高天原には関知しておらず、その意味ではすべて葦原の中つ国でのこと。つまりこの日本を根本から支えるダンディズム、という感じでしょうか。
現在、全国にオオヤマツミをお祀りする社は1万社を超える、と言われているのも、そんなところに要因があるのかもしれません。
【関連キャラ】
・スサノヲ - 荒ぶる神からちょいワル親父への転身
・アシナヅチ・テナヅチ - ヤマタノオロチの脅威におびえて
・クシナダ - 元祖やまとなでしこのほっこり娘
・ニニギ - ご存知天孫は、女心を傷つける女泣かせ?
・サクヤ - 天孫ニニギにお腹の子を疑われる姫
・イワナガ - 天孫ニニギにブサイクと言われる姫
【関連記事】
・日本史上初の和歌はスサノヲ 新妻と新居を活写! オオクニヌシにつながる系譜
・ニニギの嫁取り いきなり妻のお腹の子を他の男のものでは?と疑う
【パワースポット】
・三嶋大社 - 怒ると怖いけど、娘の恋を温かく見守ってくれるオオヤマツミ
【一言切り取り】
・オオヤマツミ「おおっ、スサノヲさん 娘もどぞ」
・オオヤマツミ「くっ、せっかくの誓いを…呪われろっ」
・オオヤマツミ「娘をそんなふしだらに育てた覚えはない!」
【古事記の神・人辞典】
・オオヤマツミ
【関連カテゴリ】
・6.ニニギ
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・ぶっちゃけ古事記のキャラ図鑑の索引
■大山津見神(おおやまつみのかみ=オオヤマツミ)
古事記において、イザナギとイザナミによる国産み、島産みが終わった後、神産みの十二番目に生まれた男神。
神産みの十三番目に生まれた、妹に当たるカヤノヒメノカミと結ばれ、四対八柱(四柱の男神、四柱の女神、それぞれ婚姻)の神をもうける。
オオヤマツミ・カヤノヒメの子の四対八柱神
・アメノサヅチノカミ | クニノサヅチノカミ
・アメノサギリノカミ | クニノサギリノカミ
・アメノクラドノカミ | クニノクラドノカミ
・オオトマトヒコノカミ | オオトマトヒメノカミ
ヤマタノオロチの脅威におびえていた夫婦神アシナヅチ・テナヅチはオオヤマツミの息子と娘。スサノヲと結ばれる、アシナヅチ・テナヅチの子クシナダは孫にあたる。
スサノヲはクシナダとの間にヤシマジヌミノカミをもうけ、このヤシマジヌミがオオヤマツミの娘であるコノハナチルヒメと結婚、フハノモヂクヌスヌを生む。この系譜から後にオオクニヌシが出る。
またスサノヲは、オオヤマツミの娘であるカムオオイチヒメとの間にオオトシノカミとウカノミタマノカミをもうける。
天孫降臨の際、ニニギはオオヤマツミの娘であるサクヤと出会い、即プロポーズ。オオヤマツミも天孫との婚姻を大いに喜び、サクヤとともにその姉のイワナガをニニギの嫁として差し出す。
しかしイワナガがブサイクちゃんだったために、ニニギはイワナガを実家に帰す。怒ったオオヤマツミは、「天孫が永遠に栄えることを祈ってイワナガを差し出したのに、それを送り返すとは天孫の寿命は短くなるだろう」と呪詛。
神の家系である天孫、及び天皇家に寿命が生じたきっかけ。
古事記にはありませんが、これも一悶着あったサクヤの出産に際して、孫(山幸彦)の誕生を喜び酒を造ったという逸話があります。だから酒造の神としても祀られていますが、イワナガの件も含めて考えれば、大変な家族思いの神様なのかもしれません。
スサノヲ - オオクニヌシという国津神ラインに娘を嫁に供給する一方で、天津神に現在の皇室に連なる系譜の中で娘を差し出すことになります。
高位の(と言っても別格ですが)造化の三神であるタカミムスヒノカミが天津神寄り、カミムスヒノカミが国津神寄り、と明確な役割分担がされているのとは対照的だといえます。
しかし、天津神と言っても、降臨後の天孫系。高天原には関知しておらず、その意味ではすべて葦原の中つ国でのこと。つまりこの日本を根本から支えるダンディズム、という感じでしょうか。
現在、全国にオオヤマツミをお祀りする社は1万社を超える、と言われているのも、そんなところに要因があるのかもしれません。
【関連キャラ】
・スサノヲ - 荒ぶる神からちょいワル親父への転身
・アシナヅチ・テナヅチ - ヤマタノオロチの脅威におびえて
・クシナダ - 元祖やまとなでしこのほっこり娘
・ニニギ - ご存知天孫は、女心を傷つける女泣かせ?
・サクヤ - 天孫ニニギにお腹の子を疑われる姫
・イワナガ - 天孫ニニギにブサイクと言われる姫
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【一言切り取り】
・オオヤマツミ「おおっ、スサノヲさん 娘もどぞ」
・オオヤマツミ「くっ、せっかくの誓いを…呪われろっ」
・オオヤマツミ「娘をそんなふしだらに育てた覚えはない!」
【古事記の神・人辞典】
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