東日本最古級の古墳の一つとされる静岡県沼津市東熊堂の高尾山古墳について、沼津市教委は今年行った追加試掘の結果、「古墳の築造は紀元230年ごろで、埋葬は同250年ごろとみられる」と発表しました。築造と埋葬の時期にずれがはっきりと分かるケースは珍しいと言われます。市教委は今後、「空白の20年」の謎に迫っていくとのことです。中日新聞が報じています。
高尾山古墳は、辻畑古墳(つじばたけこふん)と呼ばれていたもので、3世紀前半の前方後方墳であることが明らかになっています。230年だと、前方後円墳の代表格である箸墓古墳(はしはかこふん、奈良県桜井市箸中、250年頃築造)よりも先行することになります。
日本の古代史が変わるかも、とされる発見となった高尾山古墳ですが、今回、築造と埋葬の間に20年の空白があることが分かりました。
当時は大工事であったはずで工期が見極められないこともあり、また宗教的な観念としても、この時代から生前築造があったとしてもおかしくはありませんが、興味深いところではあります。
・東日本最古級? 古墳時代前期の前方後方墳 高尾山古墳(辻畑古墳から改称)
- 写真など多数。静岡県の遺跡・古墳・城跡ガイド
・日本の古代史が変わるかも?「高尾山古墳」
- ルポ形式。写真多数。しずふぁん
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・静岡沼津市の、箸墓古墳とほぼ同時期と思われる62メートル前方後方墳が“破壊”の方向へ
高尾山古墳は、辻畑古墳(つじばたけこふん)と呼ばれていたもので、3世紀前半の前方後方墳であることが明らかになっています。230年だと、前方後円墳の代表格である箸墓古墳(はしはかこふん、奈良県桜井市箸中、250年頃築造)よりも先行することになります。
日本の古代史が変わるかも、とされる発見となった高尾山古墳ですが、今回、築造と埋葬の間に20年の空白があることが分かりました。
当時は大工事であったはずで工期が見極められないこともあり、また宗教的な観念としても、この時代から生前築造があったとしてもおかしくはありませんが、興味深いところではあります。
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