茨城県教育財団は2014年9月11日までに、瑞龍遺跡(常陸太田市瑞龍町)の発掘調査で、古墳時代と平安時代の建物跡を多く確認したほか、平安時代の有力者の土器などの遺物も発掘したことを明らかにしました。狭い区域で建物の建て替えを繰り返した跡などが見つかったのが特徴。同13日には一般向け現地説明会が開かれました。茨城新聞が報じています

瑞龍遺跡(ずいりゅういせき)は、常陸太田市の中心街の北にあります。

今回2回目となる同遺跡調査は、2014年4月に開始。遺跡南西部の約4千平方メートルが対象で、平安時代の掘立柱建物14棟などを発掘したといいます。古墳時代前期の竪穴建物跡が確認されており、狭い区域で建て替えを繰り返していたようです。

瑞龍遺跡の北には瑞龍古墳群があり、それとの関連も気になるところです。

今回の調査に関しての資料はこちら(PDF)

茨城県教育財団では、瑞龍遺跡を管轄する常陸太田事務所と、瑞龍古墳群を管轄する常陸太田北事務所にはそれぞれ紹介ページが用意されています。