通夜の起源とされる儀式「もがり」の検証を可能にした古墳として知られる愛媛県松山市北梅本町の国指定史跡・葉佐池古墳の整備工事が終了し、古墳公園としてオープンしたといいます。MSN産経ニュースが報じています

葉佐池古墳(はざいけこふん)は、6世紀中頃に築造され、7世紀初頭まで追葬が行われた長円形の古墳で、平成4年の発見以来、複数回の発掘調査が実施されてきました。

この古墳には5基の石室が築かれており、そのいずれもが未盗掘。5基のうち、発掘調査された1号石室と2号石室は横穴式石室で、盗掘を受けていないため最終埋葬時の形態をよく留めているとされています。

1基の横穴式石室内で行なわれた数回の埋葬や古代の葬送儀礼「もがり」を復元できるだけでなく、古墳の築造順序なども明らかになるなど、古墳時代後期の葬送儀礼を知ることができる貴重な古墳です。

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古事記において、伊予といえば、やはり古代日本ラブロマンスオペラの真骨頂である、カルミコカルノの禁断の兄妹愛を描いた説話。伊予はカルミコが流された伊予湯(道後温泉)、愛しのカルミコを追いかけてきた古代日本史上最高の美女カルノの二人の最期(心中)の地です。

そのような場所で、このような貴重な発見がなされたことは、偶然、でしょうが、今回整備が完了し、レプリカで再現された石室内部などが公開されているようで、考古学ファンの注目を集めています。

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