【キャラ設定】父・景行天皇が目を付けた美人姉妹を横領して自分の妃たちとして子供をもうける。弟オウスにいきなり惨殺される。景行天皇、オウス(後のヤマトタケル)のキャラをよくよく引き立てています。
■大碓命(おおうすのみこと=オオウス)
父は第十二代景行天皇。
同母弟にオウス(後のヤマトタケル)、異母弟に第十三代成務天皇、甥っ子(弟ヤマトタケルの子)に第十四代仲哀天皇、叔母(父の同母妹)に初代斎宮となったヤマトヒメがいます。
三野国造の祖であるオオネの娘姉妹エヒメとオトヒメが美人と聞いて、景行天皇が召し出そうと考え、息子であるオオウスを派遣します。
オオウス、この美人姉妹を自分のものにしたいと考え、まんまと横領。別の姉妹を天皇に偽って差し出し、とぼけようとします。
景行天皇も息子の企みを見抜き、オオウスから差し出された姉妹を抱こうとはせず、この姉妹を苦しめてしまうことになります。景行天皇の女泣かせの原因を作ったことになります。
古事記には、オオウスと、このエヒメとオトヒメの間にそれぞれ生まれた子の系譜が記されています。エヒメとはオシクロノエヒコをもうけ、オトヒメとはオシクロノオトビコをもうけます。
しかし、父である応神天皇に懇願して、応神天皇が目を付けた美女を譲り受ける仁徳天皇、皇后サオを義兄のサオビコにNTRされる垂仁天皇などはいますが、天皇を騙してオンナを横領するというのは、古事記でも前代未聞。
そういう意味ではこのオオウス、非常にキャラが立っている、と言えるかも。
その後、オオウスが食事の席に着かないので、景行天皇は別の息子で、オオウスの弟であるオウスに「兄ちゃん呼んで来なさい」と命じ、それでもオオウスがやって来ないので、数日後にオウスに問うと、「(兄オオウスを)殺しちゃった テヘッ」。
殺され方がえげつない。オウス曰く「朝早くトイレに入っていったので、待っていて捕まえて、掴み、拉いで、手足を折って、薦に包んで投げ棄てた」。
つまり、オウスに掴まれ、押し付けて潰され(拉がれ)、手足を折られて、むしろに包まれて投げ棄てられた、ということ。
ヤマトタケルの若かりし頃の凶暴性を示すエピソードかもしれませんが、オオウスにとってはたまったものではありません。確かに、とーちゃんの女たちを横領したが、直接的にはただ食事の席に着かなかっただけなのに。。
この二つのエピソードのみ。オオウスはヤマトタケル伝説をスタートさせるための名脇役、と言えるかもしれません。
【関連キャラ】
・ヤマトタケル - はっちゃけ皇子の英雄譚、最期は?
・景行天皇 - 息子ヤマトタケルを恐れるも、子だくさん
・ヤマトヒメ - 慈愛溢れるヤマトタケルの叔母は初代斎宮
【関連記事】
・景行天皇「オマエの兄、呼んできて」、ヤマトタケル「殺しちゃった テヘッ」
・景行天皇「熊襲、殺っちゃって」 ヤマトタケルが日本史上初の男の娘で暗殺成功
【一言切り取り】
・オオウス「おっ、カワイイ娘ら。オレのもんにしちゃお」
・オオウス「ささっ、これがご所望の姉妹ですよ」
・オオウス「気分が乗んないのよね~」
【古事記の神・人辞典】
・オオウス - 陵墓情報も。オウスに殺られていなかった、という場所に。
【関連カテゴリ】
・11.ヤマトタケル
【外部ページ】
・オオウス - Twitter
・オオウス - Pixiv
・オオウス - Facebook
・ぶっちゃけ古事記のキャラ図鑑の索引
■大碓命(おおうすのみこと=オオウス)
父は第十二代景行天皇。
同母弟にオウス(後のヤマトタケル)、異母弟に第十三代成務天皇、甥っ子(弟ヤマトタケルの子)に第十四代仲哀天皇、叔母(父の同母妹)に初代斎宮となったヤマトヒメがいます。
三野国造の祖であるオオネの娘姉妹エヒメとオトヒメが美人と聞いて、景行天皇が召し出そうと考え、息子であるオオウスを派遣します。
オオウス、この美人姉妹を自分のものにしたいと考え、まんまと横領。別の姉妹を天皇に偽って差し出し、とぼけようとします。
景行天皇も息子の企みを見抜き、オオウスから差し出された姉妹を抱こうとはせず、この姉妹を苦しめてしまうことになります。景行天皇の女泣かせの原因を作ったことになります。
古事記には、オオウスと、このエヒメとオトヒメの間にそれぞれ生まれた子の系譜が記されています。エヒメとはオシクロノエヒコをもうけ、オトヒメとはオシクロノオトビコをもうけます。
しかし、父である応神天皇に懇願して、応神天皇が目を付けた美女を譲り受ける仁徳天皇、皇后サオを義兄のサオビコにNTRされる垂仁天皇などはいますが、天皇を騙してオンナを横領するというのは、古事記でも前代未聞。
そういう意味ではこのオオウス、非常にキャラが立っている、と言えるかも。
その後、オオウスが食事の席に着かないので、景行天皇は別の息子で、オオウスの弟であるオウスに「兄ちゃん呼んで来なさい」と命じ、それでもオオウスがやって来ないので、数日後にオウスに問うと、「(兄オオウスを)殺しちゃった テヘッ」。
殺され方がえげつない。オウス曰く「朝早くトイレに入っていったので、待っていて捕まえて、掴み、拉いで、手足を折って、薦に包んで投げ棄てた」。
つまり、オウスに掴まれ、押し付けて潰され(拉がれ)、手足を折られて、むしろに包まれて投げ棄てられた、ということ。
ヤマトタケルの若かりし頃の凶暴性を示すエピソードかもしれませんが、オオウスにとってはたまったものではありません。確かに、とーちゃんの女たちを横領したが、直接的にはただ食事の席に着かなかっただけなのに。。
この二つのエピソードのみ。オオウスはヤマトタケル伝説をスタートさせるための名脇役、と言えるかもしれません。
【関連キャラ】
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・景行天皇 - 息子ヤマトタケルを恐れるも、子だくさん
・ヤマトヒメ - 慈愛溢れるヤマトタケルの叔母は初代斎宮
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【一言切り取り】
・オオウス「おっ、カワイイ娘ら。オレのもんにしちゃお」
・オオウス「ささっ、これがご所望の姉妹ですよ」
・オオウス「気分が乗んないのよね~」
【古事記の神・人辞典】
・オオウス - 陵墓情報も。オウスに殺られていなかった、という場所に。
【関連カテゴリ】
・11.ヤマトタケル
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