【キャラ設定】息子オオウスにNTRされ、騙されたり、別の息子ヤマトタケルを恐れて東国遠征を命じたり、少し頼りない面も。しかし、子どもは皇子と皇女あわせて実に80人。オオクニヌシの180人(柱)にはかなわぬまでも、古代日本稀に見る子だくさん。
■大帯日子淤斯呂和気命(おおたらしひこおしろわけのみこと)
オオタラシヒコオシロワケ。第十二代天皇。父は第十一代垂仁天皇(天皇家の系譜)。
同母妹に初代斎宮となったヤマトヒメがいる。
古事記において、この天皇はオオウスとオウス(後のヤマトタケル)の父として存在感があります。
その前に、あまり知られていないかもしれませんが、この天皇、オオウス、オウスを含めて、実に80人の子どもがいます。古代日本史上間違いなく五指に入る子だくさん。皇后・妃は名が知られているだけで五人、不明の女性が2人。名が知られている皇子・皇女は21人。
その中でも、成務天皇(若帯日子命(わかたらしひこのみこと))は皇太子として、ヤマトタケルは東西の荒ぶる神を治めるため、そして皇子であるイオキイリビコを含め、この三人の皇子が太子だった、とされています。詳しくは人辞典にて。
古事記においても、三野国造の祖であるオオネの娘姉妹エヒメとオトヒメが美人と聞いて、息子のオオウスに迎えに行かせた、というところから始まっています。祖先・子孫に似た好色さ。
しかしオオウス、美人姉妹を迎えに行ったものの、その姉妹を自分の妃にし、別の姉妹を父の天皇に差し上げ、ごまかそうとします。景行天皇も息子の企みに気づき、差し出された偽の姉妹に手を付けようとしません。
まだ手を付ける前とはいえ、息子にNTRされた形となり、偽りに差し出されたとはいえ、二人の姉妹を近づけず、古事記にも「(その姉妹を)苦しめた」と明記されていることから、父・垂仁天皇の故事に似ています(皇后を義兄にNTRされ、マトノをブサイクと言って傷心させた)。
さて、そのオオウスが食事の席に着かないので、オウスに「兄ちゃん呼んで来なさい」と命じ、それでもオオウスがやって来ないので、数日後にオウスに問うと、「(兄オオウスを)殺しちゃった テヘッ」とのことだったので、オウスのことが怖くなって、熊襲遠征を命じ、遠ざけます。
熊襲はもちろん、出雲も平定し、ヤマトタケルと名乗るようになって戻って来て息子に対して恐怖増大。今度はろくに兵も付けずに東国遠征を命じます。さすがにヤマトタケル、伊勢にいる叔母ヤマトヒメに「オヤジはオレを殺したがっている~」と泣きつきます。
景行天皇の古事記での登場はほぼここまで。ヤマトタケルはこの東国遠征を終わらせ、帰る途中、死亡してその説話を終了させますが、古事記の一大テーマともいえるヤマトタケル伝説を影から支えるキャラ、それが景行天皇と言えそうです。
しかし、この第十三代成務天皇の次に、第十四代天皇となったのはヤマトタケルの子である仲哀天皇、第十五代は何か別系統な感じのする応神天皇(公式には仲哀天皇の子)となるので、子だくさんだった割に、後継がうまくいかなかった感が強い。。
【関連キャラ】
・ヤマトタケル - はっちゃけ皇子の英雄譚、最期は?
・オオウス - 天皇が召した美人姉妹を横領 悲惨な最期
・ヤマトヒメ - 慈愛溢れるヤマトタケルの叔母は初代斎宮
・熊襲建 - 男の娘の色香に迷って暗殺された豪勇の兄弟
・出雲建 - ヤマトタケルに見事騙される“イイ人”
・垂仁天皇 - 皇后をNTRされ、救われない姫を誕生させる
【関連記事】
・景行天皇「オマエの兄、呼んできて」、ヤマトタケル「殺しちゃった テヘッ」
・景行天皇「熊襲、殺っちゃって」 ヤマトタケルが日本史上初の男の娘で暗殺成功
・景行天皇陵 - 日本第七位の古墳 ヤマトタケルにおびえるも、80人の子だくさん
・【古事記紀行2014】(4)古事記に登場する景行天皇陵・崇神天皇陵は要チェック
【一言切り取り】
・景行天皇「・・・騙しやがって」
・景行天皇「いきなり殺ちゃうって、こわっ」
・景行天皇「今度は東ね、はよ行け」
【古事記の神・人辞典】
・景行天皇 - 皇居情報、陵墓は全国第7位の大きさの渋谷向山古墳(古墳ランキング)
【関連カテゴリ】
・11.ヤマトタケル
【外部ページ】
・景行天皇 - Twitter
・景行天皇 - Pixiv
・景行天皇 - Facebook
・ぶっちゃけ古事記のキャラ図鑑の索引
■大帯日子淤斯呂和気命(おおたらしひこおしろわけのみこと)
オオタラシヒコオシロワケ。第十二代天皇。父は第十一代垂仁天皇(天皇家の系譜)。
同母妹に初代斎宮となったヤマトヒメがいる。
古事記において、この天皇はオオウスとオウス(後のヤマトタケル)の父として存在感があります。
その前に、あまり知られていないかもしれませんが、この天皇、オオウス、オウスを含めて、実に80人の子どもがいます。古代日本史上間違いなく五指に入る子だくさん。皇后・妃は名が知られているだけで五人、不明の女性が2人。名が知られている皇子・皇女は21人。
その中でも、成務天皇(若帯日子命(わかたらしひこのみこと))は皇太子として、ヤマトタケルは東西の荒ぶる神を治めるため、そして皇子であるイオキイリビコを含め、この三人の皇子が太子だった、とされています。詳しくは人辞典にて。
古事記においても、三野国造の祖であるオオネの娘姉妹エヒメとオトヒメが美人と聞いて、息子のオオウスに迎えに行かせた、というところから始まっています。祖先・子孫に似た好色さ。
しかしオオウス、美人姉妹を迎えに行ったものの、その姉妹を自分の妃にし、別の姉妹を父の天皇に差し上げ、ごまかそうとします。景行天皇も息子の企みに気づき、差し出された偽の姉妹に手を付けようとしません。
まだ手を付ける前とはいえ、息子にNTRされた形となり、偽りに差し出されたとはいえ、二人の姉妹を近づけず、古事記にも「(その姉妹を)苦しめた」と明記されていることから、父・垂仁天皇の故事に似ています(皇后を義兄にNTRされ、マトノをブサイクと言って傷心させた)。
さて、そのオオウスが食事の席に着かないので、オウスに「兄ちゃん呼んで来なさい」と命じ、それでもオオウスがやって来ないので、数日後にオウスに問うと、「(兄オオウスを)殺しちゃった テヘッ」とのことだったので、オウスのことが怖くなって、熊襲遠征を命じ、遠ざけます。
熊襲はもちろん、出雲も平定し、ヤマトタケルと名乗るようになって戻って来て息子に対して恐怖増大。今度はろくに兵も付けずに東国遠征を命じます。さすがにヤマトタケル、伊勢にいる叔母ヤマトヒメに「オヤジはオレを殺したがっている~」と泣きつきます。
景行天皇の古事記での登場はほぼここまで。ヤマトタケルはこの東国遠征を終わらせ、帰る途中、死亡してその説話を終了させますが、古事記の一大テーマともいえるヤマトタケル伝説を影から支えるキャラ、それが景行天皇と言えそうです。
しかし、この第十三代成務天皇の次に、第十四代天皇となったのはヤマトタケルの子である仲哀天皇、第十五代は何か別系統な感じのする応神天皇(公式には仲哀天皇の子)となるので、子だくさんだった割に、後継がうまくいかなかった感が強い。。
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