竹田王(たけだのみこ)

またの名を小貝王(をかいのみこ)。

『古事記』に記載のある男性皇族。

父は第30代敏達天皇、母は豊御気炊屋比売命(とよみけかしぎやひめのみこと、後の第33代推古天皇)。第二子。

同母姉にシヅカイ、同母弟妹にオハリダカツラギウモリオハリタメサクライノユミハリがいる。

『古事記』に墓の記載はないが、母・推古天皇と合葬されている、とされる。

宮内庁により「磯長山田陵」として山田高塚古墳(大阪府・太子町)が推古天皇の陵に治定されている。もとはタケダが眠るとされる植山古墳(奈良県・橿原市)に推古天皇が合葬された後、同古墳に推古天皇・タケダともに遷された、とされる。

ただし、推古天皇の陵については、二子塚古墳(大阪府・太子町)がそうなのではないかとの言い伝えもある。 

【主な登場場面】
オヤジの敵だけど元天皇の墓を破壊しようとする顕宗天皇 止めたのは賢兄の機転