竺紫君石井(つくしのきみのいわい)

『古事記』に記載のある男性。

第26代継体天皇の頃の人で、九州地方の豪族と思われる。

天皇の命令を聞かず、無礼が多かったために、都から派遣された物部荒甲大伴金村による討伐を受け、殺害される。

史実における、いわゆる磐井の乱に相当する。

なお、その墓は岩戸山古墳(福岡県・八女市)とみられている。

【主な登場場面】
オヤジの敵だけど元天皇の墓を破壊しようとする顕宗天皇 止めたのは賢兄の機転

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