広国押建金日命(ひろくにおしたけかなひのみこと)
ヒロクニオシタケカナヒ。『古事記』に記載のある男性皇族。
父は第26代継体天皇、母はその妃の一人であるメコノイラツメ。第一子。
同母弟に第28代宣化天皇がいる。
第27代天皇(天皇家の系譜)。
皇居は勾之金箸宮。現在の奈良県橿原市曲川町とされている。以前までこの宮に由来した金橋村があった。今でも駅名(JR金橋駅)や小学校名、郵便局名等々にその名を留めている。
子がなかった。『古事記』に記載はないが、第24代仁賢天皇の皇女・春日山田皇女を皇后としている。『古事記』において該当するのはカスガノオダノがいる。
乙卯年三月十三日に崩御。御陵は河内之古市高屋村(こうちのうるちのたかやのむら)にあり。宮内庁によって高屋築山古墳(大阪府・羽曳野市)が「古市高屋丘陵」として治定されている。
古事記の中の歴代天皇
・初代神武天皇 - 第2代綏靖天皇 - 第3代安寧天皇 - 第4代懿徳天皇 - 第5代孝昭天皇 - 第6代孝安天皇 - 第7代孝霊天皇 - 第8代孝元天皇 - 第9代開化天皇 - 第10代崇神天皇 - 第11代垂仁天皇 - 第12代景行天皇 - 第13代成務天皇 - 第14代仲哀天皇 - 第15代応神天皇 - 第16代仁徳天皇 - 第17代履中天皇 - 第18代反正天皇 - 第19代允恭天皇 - 第20代安康天皇 - 第21代雄略天皇 - 第22代清寧天皇 - 第23代顕宗天皇 - 第24代仁賢天皇 - 第25代武烈天皇 - 第26代継体天皇 - 第27代安閑天皇 - 第28代宣化天皇 - 第29代欽明天皇 - 第30代敏達天皇 - 第31代用明天皇 - 第32代崇峻天皇 - 第33代推古天皇 - 第三十四代舒明天皇
【主な登場場面】
・オヤジの敵だけど元天皇の墓を破壊しようとする顕宗天皇 止めたのは賢兄の機転
【関連記事】
・世界遺産候補「百舌鳥・古市古墳群」から、被葬者が古代天皇のものを抽出して人物紹介した
【安閑天皇を祀る神社】
・布気皇館太神社 - 三重県亀山市、式内社で元伊勢「奈其波志忍山宮」の伝承地
・武蔵御嶽神社 - 東京青梅の武蔵御岳山に鎮座する古くからの山岳信仰の聖地、愛犬祈願も
・金峯神社(鶴岡市) - 円仁による開山、修験道場として栄華を極める、禁酒や縁結びなど
・伯太彦神社 - 古墳群が点在する玉手山丘陵、鎌足の資人として活躍した一族の祖神
・保呂羽山波宇志別神社 - 「霜月神楽」で有名な、中世では修験道の聖地 秋田の式内社
・金峰神社(南さつま市) - 太古よりの御神体山、島津忠良・貴久の誕生伝承と田植踊り
・金峰神社(にかほ市) - 鳥海山の登拝口の一つ小滝口、奈曽の白滝とチョウクライロ舞
・植木神社 - 植木牛頭天王、7月最終土日の祇園祭は巡行と神輿の舞が有名
・花垣神社 - もとは春日社、春日大社の神が見たいと宣った八重桜、芭蕉も一句
・神部神社(北杜市) - 飛鳥朝の創建、江戸初期の本殿、江戸中期の摩耗した狛犬
・高屋神社(羽曳野市) - 物部系の高屋連の本貫地、明治に合祀も昭和に復社、安閑陵近く
・白鳥神社(羽曳野市) - 白鳥陵の頂に鎮座の伊岐宮、明治に式内合祀、秋にだんじり
・亀山神社(亀山市) - 亀山城址、真澂神社とも、式内「真木尾神社」を合祀、心形刀流
・小河内神社 - 水没の各社を合併、奥多摩湖の半島状の地に鎮座、9月に鹿島踊
・愛宕神社(上野愛宕町) - 江戸初期、藤堂高虎が寄進、大壇那としての神殿が現存
・大嶽神社(檜原村) - 霊峰大岳山の山頂に本社、三都郷に里宮、警告・渓流の神戸岩
・磐手杜神社 - 鎌足が勧請、中世には社殿の見事さ称えられ春日社へ、5月に馬祭
・鞆呂岐神社 - 謎多き奥宮、人身御供を連想させる奇習、赤穂浪士の子孫寄進の鳥居
・廣國神社 - 平安中期創建の蔵王さま、明治期に河内鍋の鍋宮大明神などを合祀
・友田御嶽神社 - 大荷田丘陵の東の金峯山蔵王権現、室町期の鰐口や室町以来の獅子舞
・新町御嶽神社 - 新町の開拓完成で創祀の蔵王権現社、5月例祭は囃子や獅子舞、山車
・下山八幡神社 - 平安期創建、江戸中期の珍しい三間社流造り本殿、10月に例大祭
・大森神社(松江市) - 風土記所載の説話、旧地付近に二つの巨石の女夫岩遺跡
・高越神社 - 阿波富士とも呼ばれる霊山、忌部氏・役小角・空海より前から?
・射穂神社 - 天武天皇が戦勝祈願、平安以降の再建記録、5月に「おためし」神事
・清水神社(真島町) - 真島の地の蔵王権現、古市の里、式内は合祀の水戸神か?
・波氐神社(津市) - 矢頭山藏王権現、往時の三社体制の本宮の地、奥社に大スギ
・佐毘売山神社(益田市) - 比礼振山のもとは姫山神社、都茂鉱山、石見銀山へ分祀
・荒樫神社(越前市) - 継体天皇の勧請、境内社も帝ゆかりの鵜甘神社と麻気神社
・日野神社(越前市) - 越前富士・日野山への信仰、式内・兄子神社とも、古代神楽
【年】
・第27代安閑天皇元年 - 西暦532年。子(ね)年、干支は壬子
・第27代安閑天皇2年 - 西暦533年。丑(うし)年、干支は癸丑
・第27代安閑天皇3年 - 西暦534年。寅(とら)年、干支は甲寅
・第27代安閑天皇4年 - 西暦535年。卯(う)年、干支は乙卯
ヒロクニオシタケカナヒ。『古事記』に記載のある男性皇族。
父は第26代継体天皇、母はその妃の一人であるメコノイラツメ。第一子。
同母弟に第28代宣化天皇がいる。
第27代天皇(天皇家の系譜)。
皇居は勾之金箸宮。現在の奈良県橿原市曲川町とされている。以前までこの宮に由来した金橋村があった。今でも駅名(JR金橋駅)や小学校名、郵便局名等々にその名を留めている。
子がなかった。『古事記』に記載はないが、第24代仁賢天皇の皇女・春日山田皇女を皇后としている。『古事記』において該当するのはカスガノオダノがいる。
乙卯年三月十三日に崩御。御陵は河内之古市高屋村(こうちのうるちのたかやのむら)にあり。宮内庁によって高屋築山古墳(大阪府・羽曳野市)が「古市高屋丘陵」として治定されている。
古事記の中の歴代天皇
・初代神武天皇 - 第2代綏靖天皇 - 第3代安寧天皇 - 第4代懿徳天皇 - 第5代孝昭天皇 - 第6代孝安天皇 - 第7代孝霊天皇 - 第8代孝元天皇 - 第9代開化天皇 - 第10代崇神天皇 - 第11代垂仁天皇 - 第12代景行天皇 - 第13代成務天皇 - 第14代仲哀天皇 - 第15代応神天皇 - 第16代仁徳天皇 - 第17代履中天皇 - 第18代反正天皇 - 第19代允恭天皇 - 第20代安康天皇 - 第21代雄略天皇 - 第22代清寧天皇 - 第23代顕宗天皇 - 第24代仁賢天皇 - 第25代武烈天皇 - 第26代継体天皇 - 第27代安閑天皇 - 第28代宣化天皇 - 第29代欽明天皇 - 第30代敏達天皇 - 第31代用明天皇 - 第32代崇峻天皇 - 第33代推古天皇 - 第三十四代舒明天皇
【主な登場場面】
・オヤジの敵だけど元天皇の墓を破壊しようとする顕宗天皇 止めたのは賢兄の機転
【関連記事】
・世界遺産候補「百舌鳥・古市古墳群」から、被葬者が古代天皇のものを抽出して人物紹介した
【安閑天皇を祀る神社】
・布気皇館太神社 - 三重県亀山市、式内社で元伊勢「奈其波志忍山宮」の伝承地
・武蔵御嶽神社 - 東京青梅の武蔵御岳山に鎮座する古くからの山岳信仰の聖地、愛犬祈願も
・金峯神社(鶴岡市) - 円仁による開山、修験道場として栄華を極める、禁酒や縁結びなど
・伯太彦神社 - 古墳群が点在する玉手山丘陵、鎌足の資人として活躍した一族の祖神
・保呂羽山波宇志別神社 - 「霜月神楽」で有名な、中世では修験道の聖地 秋田の式内社
・金峰神社(南さつま市) - 太古よりの御神体山、島津忠良・貴久の誕生伝承と田植踊り
・金峰神社(にかほ市) - 鳥海山の登拝口の一つ小滝口、奈曽の白滝とチョウクライロ舞
・植木神社 - 植木牛頭天王、7月最終土日の祇園祭は巡行と神輿の舞が有名
・花垣神社 - もとは春日社、春日大社の神が見たいと宣った八重桜、芭蕉も一句
・神部神社(北杜市) - 飛鳥朝の創建、江戸初期の本殿、江戸中期の摩耗した狛犬
・高屋神社(羽曳野市) - 物部系の高屋連の本貫地、明治に合祀も昭和に復社、安閑陵近く
・白鳥神社(羽曳野市) - 白鳥陵の頂に鎮座の伊岐宮、明治に式内合祀、秋にだんじり
・亀山神社(亀山市) - 亀山城址、真澂神社とも、式内「真木尾神社」を合祀、心形刀流
・小河内神社 - 水没の各社を合併、奥多摩湖の半島状の地に鎮座、9月に鹿島踊
・愛宕神社(上野愛宕町) - 江戸初期、藤堂高虎が寄進、大壇那としての神殿が現存
・大嶽神社(檜原村) - 霊峰大岳山の山頂に本社、三都郷に里宮、警告・渓流の神戸岩
・磐手杜神社 - 鎌足が勧請、中世には社殿の見事さ称えられ春日社へ、5月に馬祭
・鞆呂岐神社 - 謎多き奥宮、人身御供を連想させる奇習、赤穂浪士の子孫寄進の鳥居
・廣國神社 - 平安中期創建の蔵王さま、明治期に河内鍋の鍋宮大明神などを合祀
・友田御嶽神社 - 大荷田丘陵の東の金峯山蔵王権現、室町期の鰐口や室町以来の獅子舞
・新町御嶽神社 - 新町の開拓完成で創祀の蔵王権現社、5月例祭は囃子や獅子舞、山車
・下山八幡神社 - 平安期創建、江戸中期の珍しい三間社流造り本殿、10月に例大祭
・大森神社(松江市) - 風土記所載の説話、旧地付近に二つの巨石の女夫岩遺跡
・高越神社 - 阿波富士とも呼ばれる霊山、忌部氏・役小角・空海より前から?
・射穂神社 - 天武天皇が戦勝祈願、平安以降の再建記録、5月に「おためし」神事
・清水神社(真島町) - 真島の地の蔵王権現、古市の里、式内は合祀の水戸神か?
・波氐神社(津市) - 矢頭山藏王権現、往時の三社体制の本宮の地、奥社に大スギ
・佐毘売山神社(益田市) - 比礼振山のもとは姫山神社、都茂鉱山、石見銀山へ分祀
・荒樫神社(越前市) - 継体天皇の勧請、境内社も帝ゆかりの鵜甘神社と麻気神社
・日野神社(越前市) - 越前富士・日野山への信仰、式内・兄子神社とも、古代神楽
【年】
・第27代安閑天皇元年 - 西暦532年。子(ね)年、干支は壬子
・第27代安閑天皇2年 - 西暦533年。丑(うし)年、干支は癸丑
・第27代安閑天皇3年 - 西暦534年。寅(とら)年、干支は甲寅
・第27代安閑天皇4年 - 西暦535年。卯(う)年、干支は乙卯
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