曾婆訶理(そばかり)

『古事記』に記載のある男性。

第17代履中天皇の頃の人。隼人。履中天皇の弟であるスミノエノナカツに仕える。

スミノエノナカツが履中天皇に反逆したため、履中天皇は別の弟である水歯別命をけしかけ、スミノエノナカツの討伐を命じる。

水歯別命がスミノエノナカツ討伐のために近づいたのが、このソバカリ。

水歯別命に、「言うことを聞けば、大臣にしてやる」と持ち掛けられ、スミノエノナカツの暗殺を指示される。

ソバカリはスミノエノナカツがトイレに行っている隙を見計らって、矛でこれを刺殺する。

事後、水歯別命に大臣に任命されるが、酒宴で、顔を覆い隠すほどの大きな酒杯で酒を飲まされている隙に、剣で首を斬り落とされた。

一件落着したことを水歯別命は履中天皇に復命。水歯別命が第18代反正天皇となる。

【主な登場場面】
履中天皇「オマエも裏切るんじゃね?」、弟をけしかけ、反逆の弟を始末するの巻