山部大楯連(やまべのおおたてむらじ)

『古事記』に記載のある男性。

第16代仁徳天皇に反逆した、仁徳天皇の異母妹メドリと、異母弟ハヤブサを追悼するための軍の将軍。

仁徳天皇の命を受け、二人を追い、宇陀において、二人の殺害に成功する。

しかし、メドリが付けていた腕輪をメドリの死骸から強奪、それを妻に与える。宮中での催しで、その妻がその腕輪を付けているのを見た、仁徳天皇の皇后イワノヒメは、すぐさまその妻を遠ざけ、自身が呼ばれ、「お前がメドリの腕飾りを、まだその肌も温かい死体から剥ぎ取って、自分の妻に与えた」罪で処刑される。

【主な登場場面】
ヨメ恐がりすぎて女に愛想つかれる仁徳天皇 それが反乱の引き金になろうとは…