和邇吉師(わにきし)

『古事記』に記載のある男性。

第15代応神天皇の頃の百済の人。

応神天皇に「もし賢いヤツがいれば寄こせや」と言われた百済国王・照古王に命じられて渡来、論語十巻、千字文一巻、併せて十一巻を献上した。

文首らの祖。

【主な登場場面】
応神天皇、百済に「賢いヤツがいたら、差し出せや」 ヒト・モノ・カネ動く

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【和邇吉師を祀る神社】
方違神社 - 堺市“方位のない地”に鎮座する方災除けの神、粽祭など方除けのちまき推し
高石神社(高石市) - 高野・紀州街道の近くに鎮座、もとは「高志の祖、王仁を祀る」?
素盞烏尊神社(大阪市) - 室町期には存在した牛頭天王社・祇園社、伊勢斎宮ゆかり