照古王(しょうこおう)

『古事記』に記載のある、第15代応神天皇の頃の百済の国王。男性。

馬の雄雌各一頭を阿知吉師に付けて応神天皇に献上した。また、横刀(たち)や大鏡を献上した。

応神天皇に「もし賢いヤツがいれば寄こせや」と言われたので、和邇吉師に論語十巻、千字文一巻、併せて十一巻を持たせて献上させた。

また鍛冶技術を持っている卓素、機織り技術を持っている西素も献上した。

また同時期、酒造に長けた須須許里も渡来、応神天皇にお酒を献上している。

【主な登場場面】
応神天皇、百済に「賢いヤツがいたら、差し出せや」 ヒト・モノ・カネ動く

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