難波根子建振熊命(なにわのねこたけふるくまのみこと)
『古事記』に記載のある男性。
丸邇の臣の祖。
筑紫の国で第14代仲哀天皇が急死し、その皇后である神功皇后が三韓征伐し、筑紫に戻ったら子を産み、今度その子とともに畿内に戻ってくると聞き、またその御子がすでに死亡したという情報を得たので、仲哀天皇の皇子である香坂王と忍熊王は反逆することに。
戦前の狩りにおいて、兄の香坂王は、大きく怒れるイノシシな神、つまりおっことぬし様に食い殺されて脱落するが、弟の忍熊王はこの凶事にもめげずに進軍、この軍の将軍に伊佐比宿禰を任命する。
対する皇后及びその御子(死亡情報はデマ)の軍が将軍に立てたのがこのタケフルクマ。
両軍は激しく激突するが、戦況が芳しくないため、タケフルクマは皇后は逝去したとまたデマを流して偽って忍熊王と伊佐比宿禰の軍に投降。
忍熊王と伊佐比宿禰の軍がそれを信じて武装解除した隙に、兵士らの頭髪に隠していた武器を取り出して、騙し討ち。これが功を奏して、忍熊王と伊佐比宿禰の軍を逢坂まで後退させる。ここもゴリ押しして、ついには近江まで退かせ、そこで反乱軍に壊滅的な打撃を与える。
敵将の忍熊王と伊佐比宿禰は琵琶湖へ船で逃れ、その湖上で入水自殺する。
こうして無事に皇后及びその御子(後の第15代応神天皇)は畿内に帰還することができた。
【主な登場場面】
・応神天皇、都が不穏で棺の中に入って大和に帰国 反乱軍を騙し討ちで討伐
【関連記事】
・籠神社 - 国宝「海部氏系図」を伝えるもう一つのアマテラスの系譜、元伊勢の一つ
・櫻山八幡宮 - 秋の高山祭で有名な、八幡大神・熱田大神・香椎大神を祀る八幡
・久津八幡宮 - 仁徳期の創祀で飛騨国二宮とも、室町期の重文社殿と彫刻の伝承、夫婦杉
・彼方神社 - 「おちかた」武内宿禰と忍熊王の戦いの地、『源氏物語』旧跡の式内社
『古事記』に記載のある男性。
丸邇の臣の祖。
筑紫の国で第14代仲哀天皇が急死し、その皇后である神功皇后が三韓征伐し、筑紫に戻ったら子を産み、今度その子とともに畿内に戻ってくると聞き、またその御子がすでに死亡したという情報を得たので、仲哀天皇の皇子である香坂王と忍熊王は反逆することに。
戦前の狩りにおいて、兄の香坂王は、大きく怒れるイノシシな神、つまりおっことぬし様に食い殺されて脱落するが、弟の忍熊王はこの凶事にもめげずに進軍、この軍の将軍に伊佐比宿禰を任命する。
対する皇后及びその御子(死亡情報はデマ)の軍が将軍に立てたのがこのタケフルクマ。
両軍は激しく激突するが、戦況が芳しくないため、タケフルクマは皇后は逝去したとまたデマを流して偽って忍熊王と伊佐比宿禰の軍に投降。
忍熊王と伊佐比宿禰の軍がそれを信じて武装解除した隙に、兵士らの頭髪に隠していた武器を取り出して、騙し討ち。これが功を奏して、忍熊王と伊佐比宿禰の軍を逢坂まで後退させる。ここもゴリ押しして、ついには近江まで退かせ、そこで反乱軍に壊滅的な打撃を与える。
敵将の忍熊王と伊佐比宿禰は琵琶湖へ船で逃れ、その湖上で入水自殺する。
こうして無事に皇后及びその御子(後の第15代応神天皇)は畿内に帰還することができた。
【主な登場場面】
・応神天皇、都が不穏で棺の中に入って大和に帰国 反乱軍を騙し討ちで討伐
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