幡日之若郎女(はたびのわかいらつめ)

『古事記』に記載のある女性皇族。

父は第15代応神天皇、母はその妃の一人であるイヅミノナガヒメ。末子。

同母兄にオオハエオハエがいる。

一説に、第17代履中天皇の皇后となり、中蒂姫命(なかしのひめみこ。中磯皇女とも)をもうけるとされるが、『古事記』にそのような記述はない。

中蒂姫命は、第16代仁徳天皇の皇子であるオオクサカと結婚して、マヨワをもうけ、その後、第20代安康天皇の皇后になるとされるが、『古事記』においては、オオクサカの妻であり、マヨワの母で、夫誅殺後、安康天皇の皇后となるのは一貫して第19代允恭天皇の皇女ナガタノ

【主な登場場面】
応神天皇、都が不穏で棺の中に入って大和に帰国 反乱軍を騙し討ちで討伐