肥長比売(ひながひめ)

『古事記』に登場する、第11代垂仁天皇頃の人、あるいは神。

垂仁天皇の皇子であるホムチワケが成長してもしゃべらないので、占ってみると出雲の大神の祟りと出た。そのため、アケタツウナガミを補佐に、ホムチワケ自身を出雲に行かせ、祀らせる。

出雲の臣の祖であるキヒサツミが帰路中の一行を歓待した時、ホムチワケはいきなりしゃべりだし、一行は大喜び。

その地でホムチワケの一夜限りの妻となったのがこのヒナガヒメ。

エッチの最中、この女性を覗くと、正体はヘビだった。「覗くな」パターンの一例。恐くなったホムチワケ、逃走~

傷心かつ怒り心頭のヒナガヒメ、海上を光らして船に乗って懸命に追いかける。より怖がるホムチワケ。無我夢中で都に舞い戻る、というお話にでてくる姫、それがヒナガヒメ。

【主な登場場面】
しゃべらない皇子に何とか口を開かせようと四苦八苦の垂仁天皇 イミフの出雲説話

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【関連キャラ】
ヒナガヒメ - エッチの時に覗かれ正体がバレた姫